Story47 ページ48
You side
PM7:00
《ただ今より、後夜祭を行います。生徒は、グラウンドに集合してください》
校内放送が流れ、生徒達はぞろぞろとグラウンドに向かう。
貴『涼介。花火したいって言ってたけど…?』
涼「もちろん用意してる。知り合いに花火職人いるから頼んだ。3000発」
宏「俺は友達にプロのDJいるから呼んだ」
光「俺はプロのダンサーを呼んだ」
フフッ…今年は豪華な後夜祭になりそうね。
((ドーン
貴『綺麗…』
打ち上がった花火は夜空をカラフルに染めた。
侑「僕は花火よりも、Aの方が綺麗だと思うよ」
貴『フフッ…ありがとう』
赤、黄色、緑…色とりどりの花火は、パラパラと悲しい音を鳴らして消えていった。
貴『あぁ…』
涼「そんな悲しそうな顔すんな。これくらい、いつでも見せてやる」
((ドーン
花火に照らされた涼介の顔は、絵に描いたように綺麗で儚かった。
((キュウッ
胸が強く締めつけられる。
…何だか悲しい気分になってきたわ。
((〜〜〜♪
突然、着信音が鳴り響く。
ディスプレイを見ると、私が待ち望んでいた人物からだった。
((pi
貴『もしもし、久しぶりね』
《久しぶり。もうじき東京に連れていくから》
貴『フフッ…ありがとう。元気そうね』
《まぁな…皆、Aに会いたがっとるで?》
貴『えぇ、私も会いたいわ』
《そう言うと思って、皆で東京に行く事にした》
あら…最高のサプライズね。
貴『フフッ…来てくれるのね。嬉しいわ』
《俺も。あ、そういえばあの子ら…涼介くんやっけ?おるんよな?》
貴『まぁね、幼馴染みだから』
《俺、あの子ら苦手なんよなぁ…》
貴『あら、どうして?とっても素敵な人達よ?』
《Aの近く居れんもん》
フフッ…可愛い事を言うのね。
貴『来週には、使い切ったお人形さんはいなくなる。それと同時に、連れてきて欲しいんだけど』
《仰せのままに。じゃ、手続きしてくるわ》
貴『えぇ、期待してるわよ』
((pi
電話を切り、再び花火に目を向けた。
涼「楽しそうだな。頬が緩んでる」
貴『フフッ…来週には、新たなお人形さんが来るからよ』
涼「あぁ、言ってたやつな」
貴『えぇ』
早く来週にならないかしら…
お人形さんに会いたいわ…
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
欅坂の曲が結構好き
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マナ - 質問よろしいでしょうか? (2021年5月31日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
萌萌 - いつもありがとうございます。何回見ても飽きません。更新頑張ってください! (2018年12月29日 21時) (レス) id: 5b006ac710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭ゆうりん - いつも、楽しく見させてもらっています。私では考えられないほど、楽しい内容になっていて、すばらしいと思います。大変だと思いますが、更新頑張ってください。 (2018年2月8日 22時) (レス) id: b587ad5e9e (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーおじょう - 面白くて、かっこいいです。続きが楽しみです! (2018年1月28日 2時) (レス) id: 4fd7f83c20 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とても面白いです!!すごく続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2018年1月12日 14時) (レス) id: 5e327f7d64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2017年2月24日 0時