絶対的女王

Story41 ページ42

You side

((ﾌﾞﾌﾞｯ

バイブにしていたスマホが震える。

貴『ﾌﾌｯ…』

涼「どうした？」

貴『いえ、何でもないわ』

いけないいけない。彼らにも【計画】がバレてしまうわ。

文化祭の日までは、絶対にボロを出さないようにしないと…





雄「鳳城明奈はもう終わりだな」

慧「結構早かったね」

本当。呆気なく終わってしまうなんて、つまらない事をしてくれるわね。

貴『まぁ…彼女はこれから、どん底に堕ちるけど』

裕「えっ？もう堕ちたんじゃないの？」

皆が、不思議そうに首を傾げる。

貴『いいえ、まだまだこれからよ。今はある人に協力を依頼しているの。彼女を本当の地獄に突き落とす為の』

そう言うと皆は、嬉しそうに笑う。

大「楽しい楽しいゲームは、まだまだ終わらねぇって事だな!!」

貴『ｸｽｯ…えぇ、そうよ』

さぁ、鳳城サン。

貴方はこれから、本当のどん底に堕ちる。

せいぜい、地獄を楽しんでね…？





Daiki side

もう鳳城は終わったと思ったけど、Aが言うにはまだまだだってさ!!

カッケェよな、Aは。

昔っから俺の…そして俺達の憧れだったA。

大きくなるにつれ、憧憬の感情はいつの間にか、恋心に変わっていった。

もちろん、今でも気持ちは変わらない。

でもなぁ…俺は多分勝ち目がないと思うんだよなぁ。

Aはきっと【アイツ】が好きで…【アイツ】もAが好きだ。

何年も一緒にいたから、そういうの分かっちゃうんだよな、俺!!

こんな身近に、漫画みたいな両片想いが存在するなんて、夢みたいだろ!?

これは俺が恋のキューピットになるしかねぇな!!

涼「…大ちゃん、何してんの？」

大「うぉぉ!?な、何だ…山田かよ…」

涼「そうです、山田です」

大「え、俺何かしてた？」

涼「よく分かんないけど、何かｳﾌﾌﾌﾌってなってた((」

何それ、気持ち悪っ!!

ダメだ、悦は1人の時に入らなきゃ…
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
大ちゃん可愛い(*´`)

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