Story39 ページ40
You side
明「ねぇ…あなたは信じてくれるよね…?」
途切れ途切れに、怜央に話す鳳城。
滑稽ね…最高に面白いわ。
怜「気安く名前呼ばないでくれる?てか何を信じるの?お前には人を信用させるような部分あるの?」
明「どうして…どうしてよぉ!!貴方は私の事何も知らないのに!!どうして私の味方してくれないのよぉ!!」
何も知らない?それは貴方の方でしょ?
怜央は貴方の【過去】を全て知っているのよ…
怜「お前の前の学校…雪華高校には芸能科がある。その芸能科に俺がいたんだよ」
明「えっ…で、でも!!クラスが違うじゃない!!何でそこまで私を毛嫌いしてるの!?」
怜「俺はお前のやって来た事、全部知ってんだよ。クラスの奴からお前の話は全部聞いてんだよ」
明「何で…口止めしたはずなのに…((ボソッ」
呟いたつもりだろうけど、残念ながらちゃんと聞こえてるわよ?
怜「はぁ?お前口止めまでして、自分の立場守りたかった訳ぇ!?
お前にはそんな価値ねぇのに!?とことん最高だなぁ、お前!!アハハハハハ!!」
怜央の高笑いは教室に響き渡り、皆もつられるように笑い声を上げる。
明「何で…何でよぉ!!こうなったら…((チキチキ」
鳳城サンは、ポケットからカッターを出した。
明「私の立場を崩した…長妻怜央!!貴方は絶対許さない!!ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
((ダダダダダダ
鳳城サンは、カッターを握りしめ怜央に向かって走る。
((ガシッ
貴『残念だったわね。私が刺させる訳ないでしょ』
ギリギリでカッターの刃を素手で止めた。
明「離してよ!!私は…私は!!」
私の手を振り解こうと、カッターを振り回す。
貴『離すのはアンタよ。どこまでも舐めた真似しないでちょうだい((ギロッ』
明「あ…」
((カシャン
思いきり睨みつけると、腰を抜かしてカッターから手を離す鳳城サン。
貴『次はないわよ。次やったら…今度は私が刺し違えても貴方を止めるから』
明「チッ…覚えてなさいよ、長妻怜央!!」
((ダッ
古典的な悪役のセリフを吐きながら、教室から勢いよく走り去っていく。
馬鹿馬鹿しい…
その後…
亮「Aはバカなのかな!?素手でカッター握るとか、怪我するに決まってんでしょ!!」
保健室で亮平に説教されながら、手当てされてる。
素手で止めた私が、怪我しない訳がない。
亮「よかったね、俺が医師免許も持ってて!!」
貴『…反省してる』
✄---キ リ ト リ ---✄
落ち込むAさんが書きたかった。
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マナ - 質問よろしいでしょうか? (2021年5月31日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
萌萌 - いつもありがとうございます。何回見ても飽きません。更新頑張ってください! (2018年12月29日 21時) (レス) id: 5b006ac710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭ゆうりん - いつも、楽しく見させてもらっています。私では考えられないほど、楽しい内容になっていて、すばらしいと思います。大変だと思いますが、更新頑張ってください。 (2018年2月8日 22時) (レス) id: b587ad5e9e (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーおじょう - 面白くて、かっこいいです。続きが楽しみです! (2018年1月28日 2時) (レス) id: 4fd7f83c20 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とても面白いです!!すごく続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2018年1月12日 14時) (レス) id: 5e327f7d64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2017年2月24日 0時