Case.2-1 _警察学校編_ ページ10
ー太刀川sideー
「…三廻部さん、講義中に呼び出すのはやめてほしいって伝えたと思うんですけど…」
「あぁ、すみません太刀川君。
急ぎでお願いしたくて…。
それに今手が空いている一級術師がいなかったんですよ」
にこやかに微笑む三廻部さんに思わずため息をついた。
ここではなるべく目立ちたくなかったんだが。
…悪目立ちはしてるけど。
「…そちらで手配できなかったんですか？」
「えぇ、僕も無理な相手に挑んで死にたくないですから」
「…俺、三廻部さんのその潔いところ好きですよ…」
「それはどうも」
なんて話しながら、部屋で軽く着替えを済ませ、校門前までやってくると、停められた三廻部さんの黒い車のそばに悟の姿が。
「…悟！」
「センパイ久しぶり〜！」
悟はにこやかに俺に手を振ってくる。
「本当に久しぶりだな」
「あんだけ顔突き合わせてたのになー」
と会話を弾ませながら、三廻部さんの車に乗り込む。
「…まさか悟と合同の任務なのか？」
ふと気になってそう尋ねる。
「いや？
俺はセンパイの顔見に来ただけ」
「…おいおい」
聞くところによればどうやら、俺が学校の外に出ると聞いて自身の任務を大急ぎで終わらせたのだとか。
「応援してるから頑張って終わらせろよな！」
「あー、ハイハイ…」
いつもの調子の後輩に、思わずため息混じりにそう溢した。
数時間後、任務が終わった頃には19時近くになっていて。
三廻部さんは別件があるとかで先に行ってしまったので、帰りは歩きになった。
…まぁ悟が色々話したいようだったし、遠いわけでもないからまぁいいか。
「そういやさセンパイ、警察学校の奴らってどんな感じ？」
「うぅん、面白い奴ばっかりだよ。
この前事故で教官が首吊りになってしまったことがあるんだが____」
と言った塩梅で会話は弾む。
「へぇ、意外と楽しそうじゃん。
仲良くなった奴はいんの？」
「…あー、気になる奴は1人…いるかな」
「……へぇ」
俺の発言に眉を少し震わせた悟だったが、その様子は俺の視界には入らず。
「意外だな、誰とも連まないと思ってたのに」
「あぁ、俺もそのつもりだったんだが…、面白い奴でね」
降谷君のことを思い出しながら、つい笑みを浮かべてしまう。
「彼とは仲良くしたいと思ってる」
「……ふぅん」
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
