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ー降谷sideー



「はッッ、!?!?

そ、そんなわけないだろ…!!!」



予想外の言葉に思わず立ち上がって声を上げてしまう。



「悪い、冗談だよ…」



と言いながら、太刀川は喉を鳴らして笑った。

全く、なんて思いながら、椅子に座り直す。


…今の雰囲気なら、謝れるかも。



「…なぁ、太刀川…。

昨日、悪かった」


「え?」



僕の言葉に、少し驚いたように声を上げた太刀川。



「…まさか気にしてたのか?」



僕の顔を覗き込みながら、太刀川は尋ねてくる。



「…傷つけたかな、と…」



なんだか恥ずかしくなってきて、思わず目を逸らしながらそう言うと、また笑い声を上げる太刀川。



「大丈夫だよ、本当に平気だって。

…でも、君の誠意は受け取った」



柔らかく微笑んだ太刀川の金色の目が再び、細い瞼の隙間から姿を覗かせる。



「っ…そ、それなら、よかった…」



胸の支えは取れたはずなのに、なんだか妙な感覚に襲われた。

その正体がわかるのはもう少し先の話。



その後結局、風呂の時間をオーバーしてしまい、教官に軽く叱られた。

ところが、太刀川が少し入るのが遅れてしまって、と言うと、それなら仕方ないな、とあっさりお許しをもらった。

…出自的にも、目をつけられそうな立場のはずなのに、むしろ信頼を得ているというか、なんというか。

…妙な奴だな…。






そんなことがあった翌日。



「逮捕術とは日本古来の武道をベースに、被疑者及び現行犯を逮捕拘束するために練り上げられた技術である!!

有効打撃は、アゴ、肩、胴、小手!

攻撃手段は____」



鬼塚教官の声が道場に響く。



「一本!!それまで!!」



班長と太刀川の試合が終わった。

勝ったのは班長。

試合場から出てきた太刀川に声をかけた。



「…お前、手を抜いたな?」



面を外した太刀川は、僕の方を見てキョトンとする。



「さて、何のことだ?」



少し口角を上げながらそう言う太刀川の後ろで、松田が教官に呼ばれて面を被る。

そして班長と松田が向かい合い、また試合が始まる。



「…お前には班長の動きがちゃんと見えていたし…、狙って班長の攻撃を受けたようにも見えた」

「…ふむ」

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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (2月25日 11時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非! (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しま | 作成日時:2024年1月28日 1時

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