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ー降谷sideー
翌日。
再び6人で食堂にて昼食をとっていた。
太刀川はと言うと、またカレーだ。
彼の態度も昨日の食堂でのものと変わりなく、ヒロ達と楽しげに話している。
…僕の気にしすぎ…だっただろうか。
なんて思っていたとき、ふと後ろの席の二人組から声をかけられた。
「だったら、降谷に教えてもらえよ…。
見た目からして、ペラペラなんだろ？」
…そういえば、次の講義は英語だったな…。
「まぁ、それなりには…」
…またか、くだらん。
「さすが金髪のハーフ！」
「教官より英語できんじゃね？」
ニタニタと笑いながらそういう同期の彼ら。
…まぁ悪意があるわけではなさそうだが…。
なんて思っていれば、ふと班長が無言で立ち上がり、片方の胸ぐらを掴みあげた。
「おい！！
人を見た目で決めつけてんじゃねぇよ！！」
と激しく怒鳴る班長。
それを尻目に、
「降谷君はハーフなのか？」
と隣から呑気に尋ねてくる太刀川。
「…あぁ、多分な…。
施設にいたから、明確なことはわからないんだ。
…お前は俺の髪や肌を見て何も思わなかったのか？」
と尋ねると、また一口カレーを食べて飲み込んだ後、
「…俺の後輩も随分派手だったからなぁ…。
地毛で髪白い奴に青い奴もいたし、別に金髪で色黒でも大したことないんじゃないかな」
と淡々と答えてまた黙々とカレーを食べる太刀川。
「…そうか…」
太刀川の言葉に対し短く呟くと、ドスッと乱雑に席に着く班長。
振り返ってみれば、先ほどの二人組はそそくさと食堂を後にしていた。
…大したことない、か…。
そんなふうに言われたのは初めてだ。
そういえば、彼の目も金色だったな…。
なんて思っていると。
「降谷ちゃんの事、好きなんじゃねーの？」
なんて萩原が言い出したので、食べていた丼を吹き出してしまった。
え、何、誰が。
話を聞いていなかった。
一瞬困惑したが、直後に班長が、
「はぁ！？」
と声を上げた。
…あぁ、班長に言ったのか。
…じゃあ僕は今誰の話だと思ったんだ…。
ふと隣に座る太刀川に目をやる。
班長達の話を聞いておかしそうにくすくす笑う彼。
…いや、まさかな。
一瞬引っかかったその思考も、班長の彼女いる発言にかき消された…。
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
