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ー降谷sideー
同じ教場の太刀川と、初めて話をした。
いろいろ黒い噂の絶えない男で、どんな奴なのか気にはなっていたものの、なかなかタイミングが掴めずにいたのだが、食堂でそのチャンスが。
…結論としては、面白いし明るいし意外と普通、だった。
少しあの男に興味が湧いた。
なんて思いながら風呂を終えて自室に戻ってしばらくした頃、脱衣所に忘れ物をしたことに気がついた。
…僕としたことが。
時計を見れば、ギリギリ入浴時間だ。
まだ施錠はされてないはず。
そう思い風呂場へ向かう。
脱衣所の扉を開くと、がらんとしたその場に太刀川が1人。
「…降谷君？」
僕の名前を呟きこちらを見留めた太刀川の格好は、まさかのパンイチで、風呂上がりだったか、髪は少し濡れていて。
…てか筋肉が凄い。←
現役バリバリの肉体派刑事みたいだ。
それに、身体中傷だらけだ。
…何故そんなに…。
「おいおい、見過ぎだ」
「っと、すまん」
思わずガン見してしまった。
苦笑いを浮かべながら、自分が使っていたロッカーに向かう。
よりによって太刀川の隣か、と思いながらロッカーを覗く。
隣にこうして並んでみると、彼の方が少し背が高いようだ。
…あったあった、靴下片方。←
「なんだ、忘れ物か。
意外と鈍臭いんだな？」
そう言いながら、糸目に弧を浮かべてくつくつと笑う。
…意外と可愛いな。
って何考えてんだ。
「…ん？どうした？」
不意に開かれた彼の目にどきりと心臓が跳ねた。
…金色だ。
思わず固まっていると、その瞳は一瞬で瞼の内側に消えた。
「あぁ、傷跡が気になるのか。
…見せてもいい気のするものじゃないから、人のいない一番最後の時間に風呂に来ていたんだが…」
そう言いながら、テキパキと服を着ていく。
「…抗争でついた、とか…？」
ふと口をついて、そんなことを尋ねてしまう。
すぐに返事が返ってこなかったので、ちらりと太刀川の方に目をやると、少し眉を下げてこちらを見ていた。
「…そう、思うかい？」
悲しげな顔。
…しまった。
「…いや、違う。
違うと思う…、すまん」
そう謝れば、眉を下げたまま彼は微笑んだ。
「いや、構わないよ。
慣れてる」
そう言い、荷物を片付けた彼はお先に、と脱衣所を後にした。
「…はぁ、やってしまった…」
彼がいなくなった後、思わずため息をついた。
仲良くなれると、思ったんだが…。
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
