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ー太刀川sideー
「降谷君達が中に入ってどれくらいだ？」
「えっと、…2,30分くらい、かな…」
「…わかった。
と言うことです、三廻部さん」
繋いだままにしていた携帯を耳に当ててそう言う。
『…わかりました。
生徒さんが負傷している可能性を考え、家入さんが向かえるかどうか確認します。
念の為、特級術師の五条君か夏油君も出動可能か確認します』
「流石、話が早いですね。
取り敢えず俺が向かうので、このまま帳を下ろします」
そう言い、電話を切った。
「な、なぁ、ゼロ達大丈夫なんだよな…？」
声を震わせながら、諸伏君はそう尋ねてくる。
「…君は何かいると感じ取って、外に残ったんだろう。
正しい選択だ」
「っ、やっぱりヤバいのか…！？」
…説明する時間が惜しい。
「いいか諸伏君。
君は絶対中に入るなよ」
「でも、ゼロ達が…」
「死にたいのか」
「っ、」
俺の言葉に、諸伏君は出しかけた言葉を引っ込めた。
「…闇より出でて、闇より黒く…その穢れを禊ぎ祓え」
そう唱えると、体育館の上空からゆったりと黒い帳が下りていく。
呪霊が特級の可能性を考えて、俺と呪霊を中に閉じ込める代わりに、他の人間を出入り可能にする追加効果を付与した。
これで最悪俺が生きている間は、呪霊は帳の外には出られず、他の奴らは逃げられる。
「諸伏君、君は離れているんだ。
いいな」
「あ、あぁ…」
そう返事し、数歩下がったのを確認して、立ち入り禁止の貼り紙のついた体育館の扉を開ける。
その瞬間、ゾクリと鳥肌が立ちそうなほどの冷気が中から流れてくるのを感じる。
それと同時に、肺が潰れそうな威圧感。
冷や汗が伝った。
…頼む、間に合ってくれ…、降谷君…！！
そう願い、呪霊の生得領域に足を踏み入れた。
ー降谷sideー
…あれ？
僕は今何をしているんだろう。
ふと気がついた。
覚えのない場所をひたすら歩いていたようで、思わず足を止める。
僕の前には松田、萩原、班長の3人。
ヒロは…いないようだ。
「なぁ、班長」
すぐそばにいた班長に声をかけると、こちらを振り返る彼。
「どうした降谷？」
「…ここ、どこだ？」
「どこってそりゃぁ………どこだここ」
当然のように答えそうだったのに、答えられず班長は首を傾げた。
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
