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ー太刀川sideー
朝だ。
ラブホテル特有の設計で窓はなく外の状況はわからないが、朝だ。
俺はベッドの端に座り、頭を抱えていた。
それは降谷君も同じくで。
お互い酔った勢いで忘れることはできなかったようで、2人揃ってガックリと項垂れる。
「降谷君…昨日のことは……」
「覚えてるさ…ことっ細かくな……」
苦しげにそう言う降谷君。
俺と同じく、やってしまった、と焦っているようだった。
「……取り敢えず…付き合うか…？」
「…それは今下す判断じゃない」
俺がそう口走り、降谷君がそう返す。
「そうだな…。
男とキスしたなんて…お互い、忘れた方が…」
「忘れるのは違うだろ」
動揺している俺に、降谷君はそういった。
「…何故」
そう尋ね返すと、何故か少し頬を赤らめながら、
「わからない。
でも忘れられるのは…嫌だ」
と言った。
「降谷君…」
思わず彼の名前を呼ぶと、下唇を噛みながらこちらを見てくる。
…可愛い。
「…わかった。
じゃあどうする？」
「答えを出すのは一旦保留にして欲しい。
自分の気持ちを整理する時間が欲しい」
保留、か。
もう既に脈ありのような言い方だが。
「わかった、俺もそうするよ。
この件はお互いの気持ちに答えが出たら、ということで」
「あぁ…悪いな、太刀川」
「いや、いい機会だよ。
俺も、君に対しての気持ちが友情なのか恋愛感情なのか、よくわからなくなってきたからな…」
俺がそう呟くと、まるで期待しているような顔でこちらを見てくる降谷君。
…答え出てるんじゃないのか？
君も、俺も。
なんて思うのだが、まぁ焦る必要もないだろうし、取り敢えず…。
「降谷君、お腹空かないか？」
「え？」
「朝ごはん、食べに行こう」
そう言うと、降谷君はふっと笑って、
「そうだな、そういえばお腹空いていた」
と答えた。
「…太刀川…、僕ら無断外泊だ」
「あ、そういえば。
(…普段こき使われているし、三廻部さんに何とかしてもらおう)」←
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
