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ー太刀川sideー



さっさとチェックインを済ませ、部屋に入室してそのまま流れるようにキングサイズのベッドに飛び込んだ。



「すげー、めっちゃ広いやん」

「俺たち結構でかいのにな」



俺が仰向けに、降谷君がうつ伏せになって両手を広げてもまだ少し余裕がある。



「…太刀川喋り方変」

「ほんまやん」



降谷君に指摘され、口調が崩れていたことにようやく気付いた時、ふと降谷君と視線が交わった。

両手を広げていたとはいえ、お互い"八の字"になってベッドに飛び込んだもので、思ったより顔が近かった。



端正な顔立ちが、やけに色っぽく見えてまた心臓が跳ねる。

何なんだ、さっきから。



なんとなく、降谷君と顔が近いのが耐えきれなくなって身体を起こす。

すると、



「太刀川」



と降谷君が後ろから声をかけてきた。

ふと振り返ると、さっきより近い位置に降谷君の顔があって。



「ふる、」



彼の名前を呼び切る前に、口を塞がれてしまった。



俺が困惑する間もないほど短いキスだった。

それでも、ファーストキスでもないくせに俺の頭を真っ白にするには十分すぎる衝撃で。



「なんで?」



俺が問いかけると、降谷君は間を置いて、



「…酔ってるから…?」



と答えた。

どうやら、彼も何でそんなことをしたのかわかっていないらしい。



あぁ、酔っ払い2人がラブホに傾れ込むなんて、碌なことにならない。

だって、



「もう一回する?」



と言う降谷君の問いに、頷いてしまうのだから。








ー作者の呟きー

キスだけですよ〜。
作者すぐやらせたくなっちゃうんだから〜。←
…やらせりゃ良かったかな…。←やめれ

5-7→←5-5



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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました!ボード返事待ってます! (2月25日 11時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます!嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非! (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しま | 作成日時:2024年1月28日 1時

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