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ー太刀川sideー
最強であるが所以。
本人の意思に関係なくかけられる重圧。
…まぁ、悟がそんなものに潰されるようなタマではないことはわかっているのだが、それでも彼の逃げ場になれれば。
…なんて、余計なお世話なんだろうが。
「他の後輩達とも仲良いんだな」
そう言いながら、降谷君はグラスを回した後、コクリとまた酒を一口飲む。
「僕はそう言うのなかったから、少し羨ましいよ。
同級生とは仲良くなかったのか？」
話題に後輩しか出てこなかったことが気になったのか、降谷君はそう尋ねる。
「…あぁ、俺の代は…俺一人だからね。
元々人数の少ない学校だったから…、俺の後輩の代も、あの4人で全員だよ」
俺の言葉に、降谷君は少ないんだな、と驚いたようにこぼした。
そう…、同期はいない。
俺一人だ。
…今は、だが。
俺が高専に入学した頃には俺以外にあと2人いた。
だが、卒業するまでに2人とも任務で亡くなった。
…まぁ、特段仲が良かったわけでもないし、2人とも俺を怖がって近寄らなかったから、悲しくも何ともないのだが。
…これ以上話していると、うっかりこちら側のことを話してしまいそうだな…。
話題を変えよう。
「今度は降谷君の話が聞きたいな」
「えぇ、僕の話なんかつまらないぞ。
僕はもっと太刀川の話が聞きたい」
「…君は本当に俺に興味津々だな？」
揶揄いたくてそう言うと、降谷君はにやーっと笑いながら、ずい、とこちらに顔を近づける。
「あぁ、興味津々だよ。
もっとお前のことが知りたい」
「！」
どきりと心臓が跳ねた。
予想外の反撃に、思わず持っていたグラスの中身を一気に飲み干してしまった。
イッキは流石にキツかった、俺の馬鹿。
「お、いいね。
それなら僕も」
なんて言いながら、同じく降谷君もグラスを空けてしまう。
同じくキツかったようで、ゔ、と少し顔を歪める降谷君が可愛い。
「張り合わなくていいだろ…」
「片方だけ酔ってちゃつまらないだろ？」
俺の指摘を軽く受け流して、降谷君はニッと笑みを浮かべた。
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
