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ー太刀川sideー
「言うじゃないか。
呪力なしの殴り合いなら、俺の方に部があったはずだが？」
「それ、高専時代の話ですよね？
今ならどうなるか、わかりませんよ？」
「ほぉー…？」
本気で殴り合うわけではないが、売り言葉に買い言葉を返す傑。
すると、ふと寝ていたはずの悟が顔を上げる。
「せんぱいとすぐるがいちゃついてるぅ〜…。
おれも混ぜろしぃ」
と回っていない舌でそう呟く。
「いちゃついてないから。
…さて、そろそろお開きにしようか」
「えぇ〜、やだやだ、アイス奢れせんぱい！」
「ハイハイ、次会った時にお前が覚えてたらな」
テーブルに突っ伏したまま駄々をこねる悟にそう返し、立ち上がらせようとすると傑が、代わります、と声をかけてきた。
「先輩が連れて行くと、悟のやつ本気で離さなくなりそうですから」
「それもそうだな…、悪い」
いえ、と答えると、傑は悟と肩を組んで先に店を出た。
会計を済ませた後、女子達と合流して店の外に出る。
「あぁ先輩、いくらでした？
あとで悟の分と一緒に返すので…」
「いいよ、奢るから」
悟の腕を担いで手の塞がった傑にそう言うと、ふと悟が顔を上げる。
「アイスは？」
「おい悟、君家に前先輩に買ってもらったアイス残ってるんだろ」
悟の言葉に傑がそう指摘する。
「まだ残ってるのか」
「らってもったいないだろぉ…」
「なんだそれ」
なんて話しながら、帰る方向が違うので硝子達が戻ってきたら解散、と言う流れになったところへ。
「あれ？
太刀川ちゃんじゃん？」
と後ろから声をかけられた。
振り返るとそこにいたのは、女子5人を侍らせた萩原君の姿が。
「…萩原君」
そういえば今日は合コンだったな。
しかしこの様子だと…彼の一人勝ちのようだ。
その証拠に、萩原君を除く伊達班のメンバーが後ろに見えた。
「太刀川もこの辺で飲んでたのか？」
松田君もこちらに声をかけてくる。
「あぁ、後輩達とな。
もう解散するとこなんだが」
「ならちょうどいいや！
今からカラオケなんだけど、一緒にどお？
一人増えたってどうってことないっしょ」
萩原君がそう言うと、周りにいた女子達は目を輝かせる。
…行きたくないな、この感じ。
ふと先ほどから後ろの方にいる降谷君に目をやると、彼は俺がどうするのか返答を待っているようで。
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
