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ー太刀川sideー
あの後、いつも通り講義を受け終え、自室に戻ってきた。
…しばらく友人というものを作ってこなかったので、距離感がわからないな…。
あ、そういえば昨日コンビニに行ったのに結局悟のアイスしか買っていなかった。
…何をしているんだ俺は…。
なんて思いながら自室を後にして寮の廊下を歩いていると、不意に部屋の扉が開いて、降谷君と鉢合わせた。
「…太刀川」
「降谷君…ええと、こんばんは、かな？」
咄嗟にそう声をかけると、あぁ、と短く返事をする降谷君。
少し気まずそう。
「…昼間の、冗談だからな」
俺のあの発言を引きずっているように見えた降谷君に、思わず訂正を入れる。
「えっ？あ、そ、そうだったな…。
…えーっと、コンビニか？」
「あぁ、昨日買い忘れたものがあって」
俺の言葉に、そうか、と短く返す降谷君。
…信じてなさそう。
かと思えば、降谷君は部屋から出て扉を閉める。
「…君もコンビニか？」
「…いいや、散歩」
「そうか」
散歩って。
と思いながら外に向かって歩けば、後ろを着いてくる降谷君。
「…えっと…？」
振り返ってそう呟くと、
「行き先が同じなだけだ」
つんとした様子で降谷君はそう返す。
…散歩なのに行き先は俺と同じコンビニって。
まったく、素直じゃないな。
なんて思いながらコンビニを目指す。
特段会話もなく、かといって気まずい雰囲気でもないので何も言わずにいたら、降谷君がふと声をかけてくる。
「…なぁ、昼間の話って…その、なんだ。
……お前遊び人なのか？」
「は？」
予想外の問いかけに、思わず声を漏らす。
「…降谷君、まさかとは思うが態々そんな事を聞くために俺について来たのか…？」
そう尋ねると、長めの間を置いて、
「………松田に頼まれた」
なんて嘘をつく降谷君。
「…君、こう言うの突っぱねるタイプだろう？
嘘つくなよ」
つい笑いながらそう答えると、ぐ、となんともいない顔になる。
「…女性に困ったことがないって言うのは、必要になったことがないからってだけで、遊び人って訳じゃないよ。
残念ながら、百戦錬磨ではないかな」
一時荒れてたことはあるけど、そこまでの人数でもないはず。
「なんだ、そうなのか…」
少しホッとした様子の降谷君に、思わずふっ、と笑ってしまう。
「つまらない答えだったかな？」
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
