Case.4-1 _警察学校編_ ページ18
ー太刀川sideー
コンビニの一件があった翌日、教官から乱闘について軽くお叱りを受けた。
その後はいつも通り…と思っていたのだが、昨日のことがどうやら噂になっているようで。
「…何だか視線を感じる…」
食堂で伊達班のメンバーと一緒に食事を摂っていた時、思わず呟いた。
「そりゃあ噂になってっかんな」
俺の呟きに、ニヤニヤしながら松田君がそう言った。
「俺も驚いたぞ…、あんなに強いなんてなぁ」
ムスッとした様子で、伊達君もそうこぼす。
「へぇ、そんなに凄かったのか？
見てみたかったな」
「あぁ、僕も驚いたよ…、あんなに戦い慣れてるなんて」
諸伏君と降谷君もそう話す。
「へぇ〜？
そりゃ是非ご教授願いたいなぁ」
意地悪な笑みを浮かべる松田君に勘弁してくれ、と言い返すと。
「そんな太刀川ちゃんに合コンのご指名入ってるんだけど、今週末どう？」
「へ？」
という予想外の萩原君の発言に、思わず変な声を漏らす。
…というか太刀川ちゃんって。
そういう場はあまり得意じゃない。
…正直女性相手に対していい思いをしたことがない。
「…いや、俺はそういうの苦手で」
詳しく話す間柄でもないだろうと思い、適当に断ろうとすると。
「百戦錬磨みたいな顔してんのになァ…。
ひょっとして、チェリー君か？」
揶揄うようにそういう松田君。
意地悪だな…。
そっちがその気なら、と口を開く。
「いいや、必要ないと言ったんだ。
…生憎、女に困ったことはないんでね」
本当に困ったことはない。
だって必要になったことはないから。
…童貞ではないが。
なんて思いながら黙りこくってしまったみんなの方を見てみると、目を見開いて固まっていて。
「…い、いや…冗談だよ…」
思わず訂正すると、揃って苦笑を浮かべる5人。
「だ、だよな…。
じ、じゃあ、代打は班長ってことで！」
変な空気になってしまったのを、萩原君が咄嗟に取り繕う。
「お、おい、彼女いるってこの前言っただろ…！」
「タダ飯タダ酒ってことで、な！」
頼むよ、と両手を合わせる萩原君に、伊達君は渋々頷いた。
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
