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ー太刀川sideー
「ふ、くく…っ、大丈夫、
降谷君、助けてやるから…」
「んんッ！」
笑うなと言っているんだろうな。
つい吹き出してしまいそうなのを落ち着けるため、軽く深呼吸する。
「悪いが彼を解放してくれないか、友人なんだ」
そう声をかけながら、男に歩み寄る。
「お、おい…止まれ、撃つぞ…！！」
「その言葉で俺が止められるとでも思っているのか？
ライフルをへし折った男だぞ」
「ぐっ、」
動揺した瞬間、男が持った拳銃の銃身を掴み、呪力を込める。
メキメキと音を立てたその拳銃は、あっという間に鉄塊に変えられてしまう。
「な、な、…！」
「…どうする？
俺はコイツのように、お前の頭を捻り潰すのも、容易いが…？」
そう告げ、男の天然パーマの頭に手のひらを乗せれば、男は降谷君の首に回した腕を力無く解き、その場に崩れ落ちる。
…念のため気絶してもらおう。
そう思い、最後に手刀をお見舞いした。
制圧完了。
そこへ、コンビニの扉が開き、悟がやってくる。
「センパイおせーし」
「あぁすまない、今終わったよ。
手加減が難しくてね」
「センパイ本気出すと殺しちゃうもんね」
「あまり大声で言わないでくれ。
それより悪いんだが、拘束を解いてやってくれないか？」
そう頼むと、悟は不満そうに口を尖らせる。
「ダッツ2個ね」
「ハイハイ」
俺の返事を聞いて、悟は近くにいた人の拘束を解き始める。
「降谷君、大丈夫か？」
そう尋ねながら、同じく手首につけられた結束バンドをレジの挟みで切り、口に貼られたガムテープを剥がすと、
「やっぱり手を抜いていたじゃないか」
と降谷君が呟いた。
「あぁ、そういえば話の途中だったな。
手を抜いたわけじゃない…、伊達君は俺の敵じゃないから、本気を出すべき相手ではなかっただけさ」
そう告げると、降谷君は納得できなそうな顔を浮かべる。
人質にされていた人たちの拘束を全て解き終えると、悟は約束通りダッツのイチゴとチョコを選んでくる。
「早く行こうぜ」
「あぁ、悪かったな。
降谷君、また明日」
レジに小銭をちょうど置き、降谷君に手を振ると、突然悟にガバッと肩を組まれる。
「うっ、わ！？
ど、どうした悟…」
「別に」
いつもはこんなふうに絡んでこない悟に戸惑いながらも、強引に外に連れ出され、そのままコンビニを後にした。
ー作者の呟きー
多分、唯一の原作回です。←
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マニ。(プロフ) - しまさん» ✉️。あのしまさんのボードに返事送りました！ボード返事待ってます！ (2月25日 11時) (
レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
しま(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます！嬉しいです笑 ボードは滅多に使わないので、イマイチ使い方を覚えてないのですが、それでもよければ是非！ (2月25日 8時) (レス) id: 901e45cbed (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - ✉️。こんにちは！とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝 (2月24日 23時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しま | 作成日時：2024年1月28日 1時
