伍 ページ6
『な、ななな何してるんですかっ!!(超小声)』
zm「ヒャハハハwwwwい、いや、だって俺もガッコー行ってみたいしさぁ」
『誰かに見られたらどうするつもりですか!』
zm「だぁいじょうぶ、今の俺はA以外の人間には不可視モードやから。それに手紙の渡し主に何かされたら危険やろ?ボディガードやと思ってホラ」
『うぅ、分かりました、でも勝手なことしちゃダメですからね!!』
zm「チッス、了解で〜す♡」
なんて身勝手な……。周りに人がいなくて助かった、今の私は傍から見たら1人で空中にキレてるヤバい女だった。どうしたもんかと考えていた時。後ろから声を掛けられる。
「……A、おはよ」
『わ"っ!!びっくりしたっ、おはようショッピ君……』
声の主は同じクラスのショッピ君。勿論本名ではないが、周りのみんなからそう呼ばれているので私も呼んでいる。小学校の頃から友達で仲が良い。
家も近所だからたまに会うが、よりによってゾムが居る時に……今日はツいていない。
sp「あ、あのさA……お前、」
『んえっ!?な、なに?』
sp「いや……なんでもない、忘れて。それよりその指どうしたん」
何を言おうとしたのか。はぐらかされたら昨日手紙で切れた指の絆創膏を見て、心配そうに言う。
ちょっと切っただけだよ、と言って一緒に学校まで行った。
・・・・・・・・・
授業中、ゾムが不意に後ろから抱きついてきたので、びっくりして思わず声を出しそうになった。慌ててノートの端に『なによ!』と書いて見せれば「何でもないけど〜?」と答える。
みんなの前で振りほどこうとすれば、1人で変な動きしてるキモイやつ認定されそうなので『絶対邪魔しないで』とだけ書いて放置することに。
誰かに見られてないよね、と思いながらキョロキョロ見回すとショッピ君と目が合った。私がにこっと笑うとびっくりした顔でそっぽを向いた。
・・・・・・・・
昼休み、友達の誘いを角が立たない程度に断りご飯は人の少ない屋上で食べることに。屋上へ上がると案の定人はいなかった。
『はぁ〜、疲れた……もう!授業中にああいう事しないでください』
zm「なんでやなァ、別に誰にも見えへんしええやん?」
『それでもダメ!これ以上したらご飯作りませんから!』
と言って口にご飯を詰め込む。するとものすごい勢いで屋上と階段を繋ぐ扉が開く。驚いてそちらをみるとものすごい形相のショッピ君がいた。
sp「あのさ、話……がある、んですけど」
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ぺ - うわぁぁぁ!!久しぶりに見に来たらちょっとストーリー進んでる!!マジで何年かかってもいいんで投稿頑張ってくださいお願いします、、、。 (2022年3月22日 1時) (レス) @page15 id: 037747e872 (このIDを非表示/違反報告)
Colt(プロフ) - あ、あ、あ、あ、のぉぉぉ絵柄も小説もめちゃくちゃ好みですぅぅぅッッッッこれからも頑張ってくださいぃぃぃぃぃぃぃッッッッ (2022年2月16日 13時) (レス) @page15 id: a16d24b70b (このIDを非表示/違反報告)
冬霧 那恋(プロフ) - お、おわお…おわ…おわりのはじまりってことですね…? (2021年12月30日 10時) (レス) @page15 id: 645ab8761c (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - 主さん、、頑張って(´;ω;`) (2021年8月31日 19時) (レス) id: 037747e872 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ - パスワードの野郎め!!!!!!!!!許さんぞ! (2021年8月31日 19時) (レス) id: 037747e872 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:島津旧式 | 作成日時:2019年3月25日 23時