戦火�� ページ31
薬研「悪いな」
薬研は少し微笑んでそういうと、Aへと手ぬぐいを渡した
渡された手ぬぐいを薬研の傷がある足へと巻き付け、簡単には解けないように縛った
手当が終わると薬研の隣に腰をかけるが、座るときに顔を少し歪めていた
薬研「大丈夫か？」
『はい、この任務が終わるまでの辛抱ですから平気です』
心配そうに顔をのぞき込んでくる薬研に、笑いながら返事をするが、その表情は何処か辛そうであるが、任務が終わるまでの辛抱と聞いて、そうだな、と返した薬研であった
陸奥守「おまん、第二部隊に入るがかー？」
船の柱の土台に座った陸奥守が、壁によりかかる鶴丸へと声をかけた
鶴丸「そういうことだ。迷惑だったか？」
陸奥守「大歓迎じゃ〜！よう来てくれた！」
少し不思議そうにした鶴丸に陸奥守は笑って答えた
それをみた鶴丸は小さく笑い、瞳を閉じてから和泉守へと視線を向けた
鶴丸「それで、これからどうする？第二部隊は和泉守が隊長なんだろ？」
こんのすけ「早く屋敷に戻らないと、蜻蛉切さんと堀川さんが」
和泉守「そうだな、心配だ」
橋で会談の邪魔をさせないように、大太刀を防衛している蜻蛉切と堀川
いち早く戻り加勢したいところである
そして、陸奥守は幕軍の侍たちの方を向き、声をかけた
陸奥守「なぁ、おまんらよ。大人しくするがやったら、なんちゃあせん。どうやってそそのかされて、今回のことを企てたがか、教えてくれんかの？」
その言葉に、幕軍の侍たちは答える気はない、と言う意志を示すように、目を閉じたり顔をそらしたりした
それを見ていた和泉守が陸奥守に声をかけた
和泉守「陸奥守」
陸奥守「？」
和泉守の呼ばれきょとんとした顔をした陸奥守
和泉守「船を港に戻してくれ」
陸奥守「船を港に…？」
和泉守のその言葉に思わず立ち上がった陸奥守は、数歩前進し止まった
そして
陸奥守「わしが？」
鶴丸の方に顔を向け、自分を指差し疑問符を浮かべる
鶴丸はすこし笑う
和泉守「わしがって、お前がやらなきゃ誰がやるんだ？」
薬研「うんうん」
『私達の中で船に詳しいのは吉行様だけですよ』
和泉守は少し呆れ
薬研は上下に首を振り
Aはニコニコしている
陸奥守「かまん…かまんよっ、隊長さんよー！！」
船が操縦できることに、嬉しさ爆発といったように頬を少し染め、ガッツポーズをしたりしている
陸奥守「ナイスじゃっ、やるぜよっ、しゃー！」
陸奥守を除く3人と1匹は少し笑いながらそれを見ていた
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道化師ロキ - もう源氏兄弟ヤバイ(いろんな意味で)髭切の笑顔・・・・・コワッ！でも好きです。活劇には鳴狐なんで出てこないんだ・・・・ちょっとしか出ないなんて・・・マイ近侍鳴狐！・・・あ、話めっちゃずれとる、この話とても好きです！応援しています！！ (2017年9月21日 17時) (
レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
シルビィ@刀剣love(プロフ) - アイリさん» 作者の贔屓具合が目立つ小説となっております← (2017年8月28日 21時) (レス) id: 86536f8349 (このIDを非表示/違反報告)
シルビィ@刀剣love(プロフ) - 紅桜さん» わかります！！でも、そこもかっこいいんですよね！！！← (2017年8月28日 21時) (レス) id: 86536f8349 (このIDを非表示/違反報告)
シルビィ@刀剣love(プロフ) - 紅桜さん» 遅くなりました！大典太がデレたらかわいいな、と思った末に書いてました！！源氏兄弟はちょっと我儘くらいがいいな、と思いましたw (2017年8月28日 21時) (レス) id: 86536f8349 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 木に吊るされたまま言うのもなんだけど源氏も相当セコムだな…いや...刀剣男子全員か。特に源氏と新撰組と三条 (2017年8月25日 15時) (レス) id: d7cf6a6581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シルビィ@刀剣love | 作成日時：2017年8月4日 2時
