シルバーリング２ (ページ10)

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初めて好きな人をデートに誘った。

あー緊張した。

Aと分かれてから手の震えが止まらなかった。

よかった。

こんなかっこ悪いところ見られなくて。

それから、日曜日まで予定立てて、髪のセットの仕方を学んだりソワソワしながら待ってた。

ついにデート当日。

集合時間より20分も早く着いちゃった…

楽しみで寝れなかったからな。

忘れ物ないかな？

髪型大丈夫かな？

服装変じゃないかな？

なんて色々考えてたらAが来た。

俺を見つけて小走りで来る姿が可愛い。

『櫻井先輩！お待たせしました。』

｢全然大丈夫だよ。それに時間前だから。今日の洋服似合ってるね。｣

『…///ありがとうございます。先輩もかっこいいですねっ！』

この服装にして良かった…

ファッションには疎いから雑誌読んだり、知り合いにアドバイス貰ったりした。

夜も遅くまで大丈夫かな？って考えた。

その甲斐があったな…

それより、Aが可愛すぎる…

もちろんいつも可愛いと思ってるけど

今回は俺の事を考えて選んだって思うと余計にヤバい。

こんな見てたら引かれるかな？

そう思って｢じゃあ、行こっか｣って言った。

その時手を繋いでみた。