シルバーリング２ (ページ24)

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突然、目が覚めた。

外は真っ暗。

下で話し声が聞こえた。

お父さん帰ってきたのかな！

いつも寝る時お父さんは仕事で帰ってこないから朝起きてからじゃないと会えない。

だから、お父さんに会いたくて下におりたら、怒鳴り声が聞こえた。

母｢いつも早く帰ってきてっていてるじゃない！仕事仕事っていつも飲んできて！子どもたちのことも見てよ！私だって疲れるのよ！｣

父｢飲みに行くのだって仕事なんだから仕方ないだろ。だから、休みの日はどっかに連れてってるじゃないか。俺は疲れてるんだから、そんな声出すなよ。｣

見たことない2人で怖かった。

いつも笑ってるのに…

その日から喧嘩してることが増えた。

母｢お父さんと離婚することになったの。お父さんとは別々に住むの。2人は私と暮らすんだよ。｣

頭が真っ白になった。

それでも、子どもの俺にはどうすることも出来なくて言われるがままお母さんの方について行った。

別々に暮らすようになってからお母さんは夜遅くまで働くことになった。

住む環境とか変わったことによって侑希の具合が悪くなることが多くなった。

そんな生活が1年続いた。