【名探偵コナン】FBIが不法侵入？！２

４８　なんて奴だ… ページ5

赤「やはりな…変装は上出来だが、「敵を欺くにはまず味方から」だろう？」

『え、えーと、Aって誰だろうなぁ〜？』

赤「今更だぞ、諦めた方がいい…」

『はい、すみませんでした…』

赤「此処は危険だ。まだ爆弾があるらしいからな。」

『え、まだ爆弾あるの？！』

ﾄﾞｶｰﾝ

ｸﾞﾗｯ

2つ目の爆弾により、Aはバランスを崩してしまった。

赤「おっと、この通りだ。」

(今さり気なく支えてくれたよね…恐るべしイケメン…ありがたや…)

赤(今のはドームの右側だったな…)

赤「兎に角、早く帰るんだ。」

『ドレスに着替えたら帰ります！』

赤「確かにその格好は怪しまれるな…ドレスは何処にあるんだ？」

『パウダー室の隣のコインロッカーです！』

ということで２人はパウダー室へと向かった。因みに赤井の誘導のおかげでAの変装はバレなかった。

数分後、Aはいつか赤井と出席したパーティーに着て行った赤いドレスを身にまとってパウダー室から出た。

『あ、赤井さん待っててくれたんですか？！』

赤「爆弾が心配だったからな。」

赤(本当はドレス姿が見たかっただけだがな…)

『そうですか、ありがとうございます！そういえば、これから赤井さんはどうするんですか？』

赤「俺はまだボウヤと合流しなければならないから、君は先に帰ってろ。Aのことだからキッドのパラグライダーにでも乗って帰るつもりだろうしな。」

『あはは、その通りですね…』

赤「話したいのは山々だが、そろそろ行かなければならない。屋上に上がるときにはエレベーターを使うんだぞ、ドレスで階段は危ないからな。」

『了解です！』

赤「じゃあ後でな、気をつけるんだぞ？」

『はーい！あ、それと赤井さん！』

赤「なんだ？」

『おかえりなさい！』ﾆｺｯ

赤「…ただいま」

そう言い赤井は少しだけ火照った頬を隠すかのように背を向け、軽く手を降って去っていった。Aは満面の笑みで快斗の待つ屋上へと向かった。

赤(あれがわざとではないとは…なんて奴だ…)

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