【名探偵コナン】FBIが不法侵入？！２

６９　「光栄だな」 ページ27

段々と距離を詰める沖矢。逃げるように後ずさるA。暫くして二人の間の距離はなくなり、Aは危険を察知してギュッと目を閉じた。

ふと、口に柔らかいものがあったった。

(き、キス？！)

驚きのあまり閉じていた目を思いっきり開けると、いつの間に変装を解いていた赤井と目があった。

(か、顔近い！！ってか初キス？！)

赤「ホォー、考えている暇があるほど余裕なのか？」

『そ、そんな、別に…というかそれより！初キス！』

赤「光栄だな。」

『「光栄だな」じゃないですよ！いつの間に変装解いちゃって…』

赤「沖矢の方が良かったか？」

『それは違います！』

赤「それより、隠れていてもバレてるぞ？」

ｶﾞﾁｬｯ

？「ご、ごめんA、今の見るつもりなかった！」

クローゼットから出てきたのは顔を真っ赤にしたAの親友、美玲だった。

『美玲？！』

美「いや〜、いつの間にこっちに来ちゃってて…どこかわかんなかったから取り敢えず隠れてたら、その…」

『言わなくていい！っていうかじゃあ赤井さんは美玲が居ること知っててあんなことしたの？！』

赤「別にいいだろう、それにAが目を開けるまで気配は感じなかった。」

美「確かに私がこっち来たのはさっきだから、しょうがないよ…」

『それより！美玲ちょっと一緒に来て！』

美「え、ちょっ、わかった！」

『秀一さん！すぐ戻りますから待っててください！』

何かに気がついたAは美玲を引き、自分の部屋へと向かった。

美玲を先に部屋に入れ、赤井さんがついてきてないことを確認してから自分も入り、鍵をした。

『んで、説明してもらおうか？快斗？』

ﾍﾞﾘｯ

快「ったく、もうバレちまったのか？」

『あったり前じゃない？髪型見て一発でわかったんだから！』

快「髪型？なんか変なとこあった？」

『美玲は編み込みしないこと、知らなかったでしょ？』

快「げっ、マジか〜、でもなんでだ？」

『幼稚園の頃してもらった時に、髪引っ張ってて痛いからって、それ以来しなくなっちゃったの。ま、今回は秀一さんも知らないことだったからバレてないけど…それより、どうして急に変装なんてしちゃって来たの？』

快「それがな！この間街歩いてたらお前に似た人が居てさー、後々調べたらお前がこっちに来てることがわかって、会いに来た！」

『「後々調べた」って…それなら普通に会えば良かったのに…』

快「だってあのFBIと付き合ってんだろ？邪魔できねーって！なぁ？」ﾆﾔﾆﾔ

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