続 サンプルボイス ページ6
「オレは、オレが守りたいと思う、大切だと思う人たちが……みんな、いきたいところまで生きれたらって願ってるよ。オレは弱いから、そこまで手を伸ばせない。でも、簡単に諦めるなんてこともできない！ オレは、オレにできることを、全力でやって！ その結果……少しでも、何かが守れたらなって、思うんだ」
「おっ、と。あっ、ごめんなさい！！ つい避けちゃったんすけど、それはあなたが嫌だからとかじゃなくて……オレの魔法でうっかりあなたを傷つけたくないからなんす。やっぱ、大切な人たちは守りたいと思ってるし、自分で傷つけるのはなんか違うでしょ？ だから、突然来られると、こう、あぶねってなっちゃって……いやホントすんません！！ なんかお詫びに奢りますよ、今日一緒にメシ行きましょ！」
「生きてるだけでほんと偉いっすよ！ いや、冗談じゃなく！！ オレは本気でそう思ってますよ。生きてるってことは、何より大切で、すごい奇跡なんす。だから今日もお疲れさま！ 頑張りましたね！」
「いやあ、オレはすげーと思いますよ？ オレにはそんなことできねっすもん。戦闘だけが戦いじゃないっつうか、あなたみたいな人たちが支えてくれてるから、オレらは思いっきり戦えるし、それだけに集中できるんす。だから、あんまバカの言うことは真に受けないで！ これからも応援よろしくお願いします！！ ……なんつって！」
「人より強いのがオレたちだ。だからってわけじゃないけど……オレは、守れるなら、守りたいよ。人間だけじゃなく、イスカリオテのみんな、平穏な暮らしとか、そういう全部。そうすれば、過去の守れなかった弱い自分も許せる気がするから。……つまり、オレにとっては人間もイスカリオテもあんま変わんないってこと！ 舐めたこと言うやつは人間もイスカリオテも関係なしにぶっ飛ばそっかな〜って思うし。いや、やらないけどね！」
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作者名：氷渡ミオ | 作成日時：2022年8月5日 8時
