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参話 ページ12

Aside



びっくりした。



まさか、総統様が来るとは…彼の脱走の噂は前の世界でもよく耳にしてたがこんな時からとは。



「さてと、そろそろ出てきたらどうですか?」

そう言えば木の影から見覚えのある服を着た人が4、5人出てくる。玄関のドアを閉めなかったのはこのためだ。



「ほう?我々の気配に気付くとは…」
「ただの子供に見えるがな」
「まあ、いい。取り敢えずこいつを始末してさっきのマフラー男どもをさっさと追うぞ」



なんて呑気に会話しているので、隠していたナイフで2人仕留める。



「なっ!?どこから…」
「それよりも、こやつただのガキじゃない!?」
「人を殺めるのに微塵も戸惑わないだと?」



そりゃ、15の時には浴びるほどの返り血と何万もの命を奪ってきたからな。今更血で怯えたり命を奪う事に戸惑いなんてないけど。



「さて、警告はした。今すぐそのゴミふたつを持って帰ってくれ、そしたら余計な命までは取らない」

そう煽りながら言えば、3人はキレながら襲いかかってきた。

「貴様ァ!!!」
「殺してやるゥ!!!」
「舐めるなよォ!!!」

1人はリボルバーで頭を撃ち抜き、1人は心臓に刀を刺し、1人はナイフで首を掻き切った。


全員仕留めたは良いが、相手の攻撃をもろに食らってしまった。


「いっ…てて」

と壁にもたれていると、緑のフードが戻ってきた

「ちょ!銃声聞えたけどどないしたん…って大丈夫か!!!」

「うえ…返り血浴びた…鉄臭い」

とは言うものの、全てが返り血という訳では無く勿論自分も攻撃を受けたので自分の血も混ざってる訳だが。


「見たところ右の肩側に1発、腹部に1発、左足に2発、あとナイフも刺さったかもな」

なんて、呑気に分析していれば緑のフードの青年が慌てて

「いやいやいや、何呑気に分析してるんや!てか、なんでそんなに攻撃受けて死なないんや?!」

なんて、驚く始末だ。

「一応急所は外したからなぁ…でも」
「でも?」
「血がやばいくらい出てるから貧血で死ぬかも」
「ちょ、どどどうしよう!?」
「あー、無理。意識遠のいて来た」
「えっ!?」

えっ!?うそだろ!?ちょ、どないしたらええんや?なんて狼狽えているとさっきの赤マフラーが総統様と一緒に戻ってきた

「どないしたんや。ゾム、急に戻りよって…ってなんや!?」
「どうしたトン氏…ってゾム!何があった」
「えっと、銃声聞こえて駆けつけたらこうなってた」


と一生懸命説明してるのを尻目に瞼を閉じた

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緋咲朱音(プロフ) - のら猫さん» コメントありがとうございます。天の声から天声→テンセイって感じですね〜 (2020年4月29日 2時) (レス) id: 2e4c6d8cbb (このIDを非表示/違反報告)
のら猫 - 面白くて好きな作品です!もしかしてですが、ロボロのテンセイは天声からですか?もう出てるかも知れませんが。違ったらごめんなさい (2020年4月28日 3時) (レス) id: bffbd9afc8 (このIDを非表示/違反報告)
緋咲朱音(プロフ) - ケト。さん» コメントありがとうございます!ケト。さんの言う通り嗤うマネキンが題名やプロットの元ですね。まあ、関係無くなりつつありますけどね。一応、その歌の要素も取り入れて書きたいと思ってますので、随時更新をお待ちください。 (2019年3月14日 9時) (レス) id: b92b6f4b64 (このIDを非表示/違反報告)
ケト。(プロフ) - すごい面白いです……!更新楽しみです!思ったのですが、GUMIちゃんの嗤うマネキンって曲が元なんですか?違ったらごめんなさい! (2019年3月13日 18時) (レス) id: 522e4f0622 (このIDを非表示/違反報告)
緋咲朱音(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。ネタが思いつく限りは頑張りたいと思います。続編が行くまでは頑張りたいと思いますので、これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年3月13日 9時) (レス) id: b92b6f4b64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋咲朱音 | 作成日時:2018年11月19日 21時

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