New life ページ9
Aside
ふと目覚めるとそこは小屋の中だった。
小屋と言っても人ひとりが暮らせる程の広さは有り、二階建ての構造であるようで1人では広すぎるほどだった。
「ここは…何処なんだろう」
起きて暫くしてもいないのにこの小屋の情報が頭の中にあるのは何とも不思議だ。
「確かに…あの時テンセイ…ロボロに看取られたはずなのに」
まさか、本当に転生？いや、そんなまさか…
そう考えていると机の上に手紙らしきものが置かれているのを見つけ、開いてみる。
【親愛なるAへ
この手紙を読んでいる、と言うことはちゃんと転生出来た…という事でいいだろう。
突然の状況に戸惑うかもしれないが、どうか気難しくは考えないで欲しい。
俺らはお前が幸せに暮らせればいいと思っての行動だが、迷惑なら済まなかった。
さて、本題に入るがお前がいるこの世界は神とやらの話の通りなら過去の世界だ。
正確にはお前が命を落とす戦争から10年前まで時間が遡ってる。
これから、お前がどうするのかどう生きていくかはどうこう言わないが無理はしないで欲しい。
最後に、この世界に俺らも転生したから是非会いたいがお前と違い記憶は引き継いでないから性格とか年齢とか違うけどそこんとこよろしくな！
元リドラ第一特攻部隊隊長ショッピとその他より】
そこには確かに、彼の文字でそう書かれていた。
「その他って…全員かよ」
その手紙が可笑しくて、悲しくて、嬉しくてもう訳分からなくて涙が溢れて止まらない。
「また会えるかな…ショッピ先輩。」
久々に泣いた気がする。
「うわ、恥っず。目元赤くなってるし…絶対にこの話したら煽られる…」
なんて零しながら情報を整理する。
過去に転生したから、そっから新しく生きろって事かな？
「起きた時から違和感あったけど、俺の体縮んでね？…多分11位まで」
死んだ時は15だったんだけど…というか、あの戦争から10年前ってそれ考えると6歳も老けたのか。
「あ、いや。老けたってのは可笑しいか…まぁいいや。取り敢えずはここの周囲の探索及び現在の国について調べないとな」
あの戦争から10年前って事は丁度我々軍の総統が変わった頃だ。
「前世の記憶があるってのも困り物だな」
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緋咲朱音(プロフ) - のら猫さん» コメントありがとうございます。天の声から天声→テンセイって感じですね〜 (2020年4月29日 2時) (
レス) id: 2e4c6d8cbb (このIDを非表示/違反報告)
のら猫 - 面白くて好きな作品です！もしかしてですが、ロボロのテンセイは天声からですか？もう出てるかも知れませんが。違ったらごめんなさい (2020年4月28日 3時) (レス) id: bffbd9afc8 (このIDを非表示/違反報告)
緋咲朱音(プロフ) - ケト。さん» コメントありがとうございます！ケト。さんの言う通り嗤うマネキンが題名やプロットの元ですね。まあ、関係無くなりつつありますけどね。一応、その歌の要素も取り入れて書きたいと思ってますので、随時更新をお待ちください。 (2019年3月14日 9時) (レス) id: b92b6f4b64 (このIDを非表示/違反報告)
ケト。(プロフ) - すごい面白いです……！更新楽しみです！思ったのですが、GUMIちゃんの嗤うマネキンって曲が元なんですか？違ったらごめんなさい！ (2019年3月13日 18時) (レス) id: 522e4f0622 (このIDを非表示/違反報告)
緋咲朱音(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。ネタが思いつく限りは頑張りたいと思います。続編が行くまでは頑張りたいと思いますので、これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年3月13日 9時) (レス) id: b92b6f4b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋咲朱音 | 作成日時：2018年11月19日 21時
