捌話 ページ17
それからも、食堂に入る人は増えていき、最終的には全員で約120名と言った所だ。
結局、幹部候補?というか幹部部隊に即昇格の奴は自分だけらしく他の全員は下級兵隊の基礎訓練から始めるそうだ。
この軍は月に一度実施試験があり、それに合格したものは上級兵隊へと昇格し実践へ、その後もう一度受けて合格したら自身にあった幹部部隊に配属されるらしい。
なので、初めは実力が無くとも努力を怠らなければ可能性は十分にあるという事だ。
幹部からの説明を端っこで呑気に聞いていると、聞き覚えのある声に一瞬戸惑う
「えー、コネシマ隊副隊長のショッピっす。これから、自己申告で自分が得意な武器と戦闘方法などを紙に書いて提示してもらいます。さっきも説明しましたけど、下級兵隊では基礎的なものとここで聞いた事を元にトレーニングを組みます。そんで上級兵隊に上がった後に実践で戦闘力を培ってもらって最終的にはそれに合った幹部部隊に配属ということになるんで、素直に書いてください。書いたものはここに置いてから出でってください。最初に渡した紙には各自の部屋が記載されているのでくれぐれも無くさないように、では始めてください」
やっぱり聞き間違えじゃない。人違いでもない。
紛れもなく彼は
「ショッピ…先輩?」
同様でつい心の声が出てしまう。どうやら周りが騒がしく、声が小さいおかげで聞こえなかったみたいだ。手紙には転生したと書いてあったが、まさかこんな所で再開するとは
「とりあえず、僕は何をしたらいいんだろう…とりあえず部屋に行ってみるか」
そう思い、紙を見れば城の五階黒い名札がかけられた部屋とだけ書かれていた。
「えっ、五階って幹部部隊以上じゃないと入れない場所だった気がするけどとりあえず向かうか」
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緋咲朱音(プロフ) - のら猫さん» コメントありがとうございます。天の声から天声→テンセイって感じですね〜 (2020年4月29日 2時) (レス) id: 2e4c6d8cbb (このIDを非表示/違反報告)
のら猫 - 面白くて好きな作品です!もしかしてですが、ロボロのテンセイは天声からですか?もう出てるかも知れませんが。違ったらごめんなさい (2020年4月28日 3時) (レス) id: bffbd9afc8 (このIDを非表示/違反報告)
緋咲朱音(プロフ) - ケト。さん» コメントありがとうございます!ケト。さんの言う通り嗤うマネキンが題名やプロットの元ですね。まあ、関係無くなりつつありますけどね。一応、その歌の要素も取り入れて書きたいと思ってますので、随時更新をお待ちください。 (2019年3月14日 9時) (レス) id: b92b6f4b64 (このIDを非表示/違反報告)
ケト。(プロフ) - すごい面白いです……!更新楽しみです!思ったのですが、GUMIちゃんの嗤うマネキンって曲が元なんですか?違ったらごめんなさい! (2019年3月13日 18時) (レス) id: 522e4f0622 (このIDを非表示/違反報告)
緋咲朱音(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。ネタが思いつく限りは頑張りたいと思います。続編が行くまでは頑張りたいと思いますので、これからもこの作品をよろしくお願いします。 (2019年3月13日 9時) (レス) id: b92b6f4b64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:緋咲朱音 | 作成日時:2018年11月19日 21時