#143 責任者と警備員 ページ9
「──てなことがありまして……」
「それでそんな中途半端な口調に？」
「はい…やっぱり変ですかね？」
正直どうでもいいけど…
「今のままでいいんじゃないですか？相手にナメられる警備員ってのも示しがつきませんし」
それに面白いし。
「ほ、ホントですか！なら…ゴホン。無駄口を叩くな！大人しく待っていろ！」
話を聞いた後じゃ説得力なし。
まぁ聞いてて面白いからいいけど。
そのまま出入り口の扉に向かって叫び続ける。
「遅いぞ！タラタラするな！何度言ったら分かるんだ！」
「……それは申し訳ない。そんなに待たせたかな？」
「えっ!?責任者ってもしかして…？」
するとタイミングよく私のよく知る男性が室内に入ってきた。
いや、ホントにタイミングが良すぎると思う。
外で聞いていた？
「はっ！あっ！えっ…！その！申し訳ございます！神堂長官！私は！神堂長官に言ったのですなく！扉にょっ！申しておったで所存でございました！」
日本語めちゃくちゃ。
頑張れ。
「……まぁ別にどうでもいい。ご苦労だったな。今日の所は帰っていいぞ」
「はっ！しかし！私にはまだ勤務が──」
「『やらなくていい』。君も働きづめで大変だろう？特別に３ヵ月の休暇をやろう。その馬鹿な頭を冷やしてくるといい」
PHYCO-PASSが濁らなければいいけど。
ホント頑張ってね！
「りょ、了解です……。失礼しました……」
力なく警備員さんが部屋を出て行く。
「彼は一体何をしていたんだ？」
神堂が私に問う。
「あの警備員さん、昔セキュリティ会社に勤めていたらしいのですが、その時口調が丁寧過ぎてナメられたとか。それで少し高圧的な口調にしたもののあまりにも違和感があってどうしたらいいか分からなくなったと」
「それで？」
「とりあえず面白かったので現状のままがいいと促しました。それで高圧的な口調を練習している時に」
「私が入ってきたと？」
「そうです。実は外から声が聞こえていたんじゃありませんか？」
「なぜ？」
「タイミングが良すぎましたもの」
「はっは！その通りだ。勤務中にあんなふざけたことをしているんだ。少し灸を据えてやるのが上司の勤めだ」
それにしては厳しいような…
「お久しぶりです。神堂さん」
「あぁ。久しぶりだね。霧原君」
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明里香(プロフ) - 174常森監視官じゃなくて、常守監視官です。なんで、普通に常守表記出来ているのに、間違えるのですか。わざとですか？ (2022年10月20日 23時) (携帯から) (
レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 153話全てにおいて、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 152話全てにおいて、常森じゃなくて、常守です。いい加減確認してください。 (2022年10月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 142話、以上はないじゃなくて、異常はないです。でも問題ないじゃなくて、では問題ないです。 (2022年10月20日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 138話、常森じゃなくて、常守です。 (2022年10月20日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロリス | 作成日時：2014年11月8日 23時
