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カラオケへの道で。  シロ視点 ページ6

金曜日の下校中、黒音が了承してくれた。

なんと今日、カラオケに行くことに!

しかも黒音はしっかり地面を歩くって言ってたからね。羽はどうするの?って聞いたら、

『周りの奴らに見えるときは羽が見えなくなる。』

って言われた。そうなんだなぁーって。

あ、もうそろそろ出発時刻だな。

「黒音ー!準備できたー?」

ちなみに、今はお母さんが家におらず、黒音と二人きり。だから声に出してもいい。

「ああ!」

そう答える黒音の声が聞こえて、黒音が階段をおりる音が聞こえた。

「これでいいよな。」

いつもの黒いコートを羽織っているのはいつもと変わりない。だけど、片目を隠している前髪が・・・

しっかりと留められている。

「さ、さすがに片目が隠れていたらおかしいだろ。」

それは正論だけど・・・いつもと違うからさ・・・

「そ、そうだね!いこっか!」

「うん。」

 
ー電車の駅ー

「人が多いね。」

「そうだな。」

電車の駅は人であふれかえっていた。4月なのに、熱気を感じる。

「おしくらまんじゅうみたいだね!」

私が思ったのはそんなことだった。黒音は、

「やっぱり空は気楽だなぁ・・・」

ってつぶやいていた。

まもなくー、2番ホームにー、電車がー、まいります。白線の内側までーお下がりください。

「やっときたね。」

私たちの前でドアが開く。そして、電車に乗る。

ラッキーなことに、ちょうど二人分、席が空いていた。

「あそこにすわろっか。」

座席に座る。黒音とこんなに近ずいたことがなくて、ちょっとドキドキする。

でも、3分ほどたつと眠くなって寝てしまった。



「おい・・・起きろ。・・白音!」

「!」

どうやら目的の駅に着くみたいだ。・・・黒音の肩にもたれかかってる!

「ご、ごめんね!?最近疲れてて!それでっ!」

「・・・?」

早口すぎて聞き取れなかったみたい・・・

「ご、ごめんね・・・」

「なんで謝るんだ?」

黒音はよくわからないみたい。

「・・・?あ、もう着くみたいだぞ。」

ドアが開いた。

「ほら、行くぞ。」

「・・・うん。」

なんで平然としてられるの・・・?

カラオケに行く前から、私の頭は疑問でいっぱいです。

シロの歌声  クロ視点→←出会った日から。 クロ視点


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シロ(プロフ) - けんさん» ありがとうございます!先ほどはお話につき合ってくれてありがとうございました。 (2019年4月16日 3時) (レス) id: 72e119a969 (このIDを非表示/違反報告)
けん - 読みました。 (2019年4月16日 3時) (レス) id: b387ed5a4d (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - ろわ@Project KZさん» わかりました! (2019年4月14日 9時) (レス) id: 72e119a969 (このIDを非表示/違反報告)
ろわ@Project KZ(プロフ) - リクエストのイラスト完成しましたー!良ければ確認お願いします!(舞台創造科バンライナーなPとAqua*のイラスト集!です) (2019年4月14日 9時) (レス) id: b3ce8b8774 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - ミズナさん» はい!確認しに行きます! (2019年4月7日 6時) (レス) id: 72e119a969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2019年3月1日 22時

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