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三百五十話 ページ22

盾一郎「まったくお前ら…まともに答えてやれって
 イメージとしては、見えない鍵穴に差し込んで
自身に秘められた闇の力を…この鍵で解き放つ!」

真昼「あ――もうこの3バカは!」

唯一の頼みのようだった盾一郎さんにも同じ反応をされた。
いい感じにはぐらかされたようにも思える。

真昼「…で、その道具って誰でも使えるんですか?」
盾一郎「いや魔術師の家系の奴だけだな
 C3(ここ)にいるのはほとんどが魔術師だ」

今度は普通に応対してくれた。
もしや…兄ちゃんはこの道具を使おうとしてるのか?

そうでなくとも、道具について聞いてくれているのはありがたい。
あわよくば拝借して…と密かに考えていた。
でも魔術師じゃなきゃ使えないのか…残念。

盾一郎「あとは道具との相性なんかもある
 俺はこういう撃つ系は苦手で、出力が弱くてろくに使えない
でも弓はこういうのが得意だし」

盾一郎さんは実際に銃を持ち、説明を続ける。
一息置いた後、拳銃を持っている吊戯さんのほうを見た。

盾一郎「…吊戯は万能だ
 扱いにくい武器も、あいつはほとんど使いこなせる

…あいつがC3(ウチ)のエース
塔間がそう仕込んだ」

何かに怒りを覚えているような、厳しい目で見る。

車の中でも、御国さんからも聞いた「塔間」という単語が出てきた。
仕込んだってことは…育てたみたいなものなのかな?

弓景「まあ体質だの慣れだの色々あるからな…
 …って、重てっ
こんなもん実戦で使えるわけねーぞ」

文句を垂れながらも小銃を持ち上げた。
元は棒じゃないからか、結構重そうな音がする。
なんだろうな、姿が変わる武器って最近見たきがするんだけど…

そのとき、兄ちゃんが武器を出した。
先端の穂の部分でバチッと弾けるような音がする。

この前見たようなはっきりとした槍の姿とは違い、形が定まっていない。
もしかしたらホウキに戻ることもあるのか…

そこまで考えたところで気付く。

…主人の武器なのか?
兄ちゃんの武器はホウキから槍に変わってたし。
主人の武器をもとにこういう道具を作ってるのかも。

弓景「さて、始めっか

的は――…」

遂に訓練が始まるようだ。
的を探していた吊戯さんと弓景さんの目が止まる。

…といっても、的らしきものはどこにもない。

目線の先にはクロがいるだけである。
クロを的にするわけでは…ないよね…ないよね?

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設定タグ:SERVAMP , 城田真昼   
作品ジャンル:アニメ
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識玖(プロフ) - ハムハムさん» コメントありがとうございます!いえいえ、ご指摘いただけて嬉しいですm(_ _)m 今現在、必要な部分を一巻から多めに書かせていただいております。アドバイスなどありがとうございました! (2016年9月23日 19時) (レス) id: ec5b32c672 (このIDを非表示/違反報告)
ハムハム - あと夢主を多くだすなら漫画の場面全て書くのではなく、夢主の行動がわかる必要な部分をなるべく書くようにするといいとおもいます!更新頑張って下さい! (2016年9月22日 21時) (レス) id: 895fe76255 (このIDを非表示/違反報告)
ハムハム - いつも楽しく読ませていただいております!355話のフードを咥えさえる理由何ですが“痛みに耐えるため”ではなく“舌を噛むことを防ぐため”です!ハツコメなのにいきなりの指摘で申し訳ありません! (2016年9月22日 21時) (レス) id: 895fe76255 (このIDを非表示/違反報告)
識玖(プロフ) - マリモルンさん» コメントありがとうございます!やはり妹さんの出番少ないですよね; 無理に入れると矛盾が生じてしまうのが怖いので、なるべく発言は心の中にしていました・・・せめて真昼などの身近な人達と一緒のときはなるべく話させるようにさせていただきます! (2016年2月11日 19時) (レス) id: ec5b32c672 (このIDを非表示/違反報告)
マリモルン(プロフ) - いつも読んでます!!でも少し欲を言うならもう少し夢主を出していただけると嬉しいです。夢小説なのでその主人公が出ていないのは夢小説と言えるのでしょうか...意見してしまい申し訳ありませんでしたこれからもがんばってください! (2016年2月11日 7時) (レス) id: 5e0941f9d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:識玖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/silky04062/  
作成日時:2016年1月30日 22時

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