再生回数 27回目 ページ29
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『 … 諒 、』
もっくんが居なくなって一人になると
彼の名前を呼ぶ
私はいつになったら素直になれるのかな
その間に諒が誰かと … なんて
そんなの嫌だよ
目に涙が溜まり景色を滲ませる
誰もいなくて良かった …
シ ｢ 呼んだ ? ｣
そんな時に聞こえてきたのは
聞きなれた心地良い声
予想外の登場で困惑する私
どうしよう 、何で諒が … ?
その瞬間は時が止まったように思えるぐらい
両方共一言も発さなかった
シ ｢ … A 、おいで ｣
諒がそう言って腕を広げる
でも 、私はそれに甘えられない
甘えられるほど素直になれないの
シ ｢ 本当に素直じゃねえなぁ 笑 ｣
『 ッ … !? 』
シ ｢ 俺からいくのが早いし ｣
広げられていた腕が私の背に回る
その腕はガッチリしていて逞しい
溜まっていた涙が溢れてゆっくりと
頬を伝っていく
昔にもこんなことがあった
いやがらせを受けていた私を
助けてくれて
こう言ってくれた
｢ 辛いなら 、無理すんなよ ｣
あの時と同じ言葉
あの時は男子が原因だったけど
今は君が原因なんて言えない
シ ｢ 何かあったんでしょ ｣
『 何もないよ … 』
シ ｢ 心配だから ｣
『 諒には関係ない 』
そう言って私を見詰める諒の不安気な目を
見返せずに目を逸らした
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牛乳(プロフ) - めるさん» 有難うございます^^める様にも楽しんで頂けたならすごく嬉しいです！新作は今制作中ですので出来たら是非読んでやってくださいませ (2017年5月15日 9時) (
レス) id: 312a198919 (このIDを非表示/違反報告)
める(プロフ) - 完結おつかれさまでした!!読んでて楽しい作品でしたっ！新作も読みに行きます♪ (2017年5月13日 3時) (レス) id: 62e04b31eb (このIDを非表示/違反報告)
るぅ - みました！とても面白かったです続き楽しみにしてます^^* (2017年4月24日 17時) (レス) id: 3370d78e52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：牛乳 | 作成日時：2017年3月9日 1時
