シルクロードにドッキリするだけの短編集

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Aside




さぁ今年もやってきました…

愛する彼氏の誕生日！！！！

今年はどんなドッキリ兼サプライズをしてやろうか…

誕生日にやるか！？それ！ってのがしたいんだよね〜…




……よし、あれしかない。

「別れよう」ドッキリをするしか！！！！

絶対別れないけどね！！

諒どんか反応するんだろ…

……「わかった」なんて言わないよね…？




そうとなれば、誰かに協力してもらわないと

……よし、連絡完了！！




.




普段より暗めに接していたが

違和感に気付いている様子はない




.




「……あの、さ。諒」

「ん？」

「私たち_________」

「待って」

「…ん？」




諒に止められた！

いやまてよ？それは普通か

別れようって言わせたくないもんね？




「…俺さ、これから何が起こるか言ったら当たること多いじゃん」

「…うん」

「おまえ…俺と、別れるよ」

「え、」




頭を殴られたような衝撃

諒に先読みされた…？

……諒がこれを本気と捉えたら？

だめだ、嫌な予感がする…‼




「じゃ、落ち着いたら出てって。また連絡するから、俺がいない時に荷物まとめろよ」




大好きな諒の声なのに

怖くて涙が溢れてきた




「まって、りょ…」

「別れたかったんだろ？ならお望み通りにしてやるよ」




バンっと強く閉められた扉

これはほんとに笑えない…

やっちゃだめなのやっちゃった

嫌だよ、諒っ…




.




部屋を出ると諒はどこにもいなかった

私はたまらず家の鍵とお揃いの指輪を机に置いて部屋を出た




.

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