シルクロードにドッキリするだけの短編集

髪染めドッキリ ページ33

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わたくし、生まれてから一度も髪を染めたことがないんです。

黒髪セミロングのこの髪を

これから…

なんと…

ピンクにしたいと思いま〜す！！！




なんでピンクかって？

茶髪とか金髪はなんか普通だなぁと思って

それならピンクでしょ！と思いました。




あ、染めるっていってもほんとには染めないよ？

パーティー用のスプレーで1日だけピンクになります。

お風呂で洗い流せば黒髪に戻るよ！




マサイのとこに撮影しに行ってる間に準備開始〜！




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わ、ほんとにピンク髪だ、、

このスプレーすごいな！！

念入りに確認して黒髪の部分はゼロ！

スプレーが飛び散ってないかも確認して

あとは帰ってくるのを待つだけだ、ふっふっふ




「たでーまー」




きた〜！！！！！！




「おかえり〜」




ガチャ




「……」

「ん？諒？」




開けたドアノブを離さずに私を見て固まった諒

驚きすぎて言葉も出ない？？




「いや、え！？A！？」

「Aだけど？w」

「髪どした！？」

「うーん、思い切って染めてみた」

「いや、染めるにしてもピンクって！」

「だって普通は嫌だなーってー」

「まじで、誰かと思ったわ」

「どう？似合う？」

「可愛いけど、まだ違和感」

「違和感は私もw」




素直に可愛いと言ってくれて私は満足した←

さて、お風呂に入って黒髪に戻るぞ〜！




「お風呂あいたよ〜」

「おー、入る、わ…？」

「ん？」

「え、ピンクは！？」

「ふっふっふ、ドッキリ大成功〜！！」

「なんだよ、ドッキリかよ！！」

「あれ、スプレーだよw」

「めっちゃ綺麗だったし、まじで染めたと思ったわ」

「流石にピンクには染らんないよw」

「うわー、写真撮っときゃよかった」

「そんなに気に入った？」

「レアじゃん。くっそ〜」

「さっき帰ってくるまでに自撮りしたよw」

「神か、送って」

「わかったｗｗｗ」




何故かピンク髪の私をかなり気に入ったみたいで

送った写真がロック画面になってましたとさ。




「なんか恥ずかしいんだけど！？」

「いいじゃん、当分変えない」




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