鈴谷さんとケェキ ページ1
「んっ、良く寝たぁ」
眠気を纏いながら、ゆっくりと洗面台へと向かいスッキリと目を覚ます。
時計を見るとまだ四時半だ。今日の朝食は豪華目にしようかな。
そしてできたのが二人分程の朝食……何がなんでも食べられないっ。
どうしようかな…そう云えば、お隣さんが帰ってきてたよな。朝食をお裾分けは初の試みだが背に腹は変えられない!
そうお隣さんにピンポンを押すと初対面と同じように疲れ果てた坂口さんが出てきた。
スーツのままの感じまた徹夜したのだろう。
坂口さんはなんというか心配になるので思わず世話を焼いてしまう。これでもう十二回目だ。
「おはよう御座います。朝ごはんのお裾分けに来させていただきました。迷惑でしたかね」
「おはよう御座い”ます……鈴谷さんですか……毎度ありがとう御座います」
そうタッパーを受け取る坂口さん。今にも倒れそうで心配だ。
「お節介かもしれませんが体に気をつけて、仕事の方がんばってください!坂口さん!」
「ありがとうございます……それでは又。」
「はい!」
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時間と場所は変わりポートマフィアにて。
「ねえ。エリスちゃん食べ過ぎは体によろしくないよぉ?」
「そっそうですよ、エリス嬢」
そんな私たちの細やかな忠告も聞かずにはむっとお菓子を食べるエリスちゃん。かわいい。
「なんで?甘いは正義」
「そうだけど〜」
「そうなんですけどぉ」
「前にリンタロウが買ってきたドレス。着てあげてもいい!あとAの作ったケェキを食べてあげてもいい!」
『んっ?......お代わり、いる?』
あからさまに私たちはエリス城に掌を返し、ケェキを差し出す。
ドアの開閉音が聞こえてきた。
「ボス 我々より早く現場についた探偵社が、紅葉の姐さんを連れ去ったとのことです」
姐さんを連れさったのか。まあ彼女のことだ好きに脱出はできるだろう
「五代幹部の一翼を人質にとられては迂闊に手が……」
「そうだねぇ。よし!探偵社の社長を殺そう!」
明るくエリス嬢の椅子にもたれて言い放つ。
「暗殺だと足が付きにくそうですし、如何でしょうか?」
「そうだねぇ。外部の殺し屋を使えば、労力もかからず私たちは対ギルドに______傾注できる。」
「それはそうとして、鈴谷くん!仕事がいくつかあるんだ!探偵社の社長の居場所を探すのと、外部の暗殺者の後処理。午前中はいつも通りだよ!」
ラッキーアイテム
春野綺羅子のスクエア眼鏡
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シリコン寿司(プロフ) - コメントありがとうございます!このコメントを励みに頑張ります (5月19日 1時) (レス) id: 5aaa516a20 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃尾多希(プロフ) - ギルド編お疲れ様です!とっても面白かったです!続き楽しみにしてますね! (5月18日 22時) (レス) @page11 id: 3e211502f2 (このIDを非表示/違反報告)
シリコン寿司(プロフ) - 外し忘れてました!すみません!報告ありがとうございます!!! (2023年3月26日 20時) (レス) id: 5aaa516a20 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ! (2023年3月26日 18時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シリコン寿司 | 作成日時:2023年3月23日 2時