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☆38☆ ページ38

顕「(人1)ちゃんのために頑張って手話覚えてたの、俺知ってるから。」

海「顕嵐…(ニコッ」

サ「そうだよ、宮近くん!私の胸で泣いて良いよ?笑 離れる気はないんでしょ?」

サヤも冗談っぽく言う

海「…分かった。読む。」

ゆっくりと封を開ける

そこには









少し震えているあの綺麗な字。



海斗くんへ

海斗くんに手紙書くのは初めてだよね?

なんだか緊張するな(笑)

私ね、海斗くんと出会って知らなかった感情をいっぱい知れたの。

耳が聞こえない私に親切にしてくれて、優しくしてくれてとっても嬉しかった。

最初はもちろん同情だと思ったよ。

でも、接していくうちに海斗くんの目にも顕嵐くんの目にもそんな文字は浮かんでなかったことが分かって

サヤみたいだな、って。
サヤの男の子バージョンだな、って思いました(笑)

ちょっと失礼かな(笑)
「女の子みたい」なんて嫌だよね(笑)

顕嵐くんも優しかったけど、顕嵐くん以上に優しくて時にサヤ以上に厳しかったのは





海斗くんだったな。

海斗くんは私のヒーローだよ。

海斗くんみたいに心が広い、大きい人に私もなりたいな。

だから、私色んな人の本当の声も心の声も聞けるように、今日からアメリカに行くね。

成功するように祈ってて下さい。

あとね、こんな私を「好き」って言ってくれて本当に幸せでした。

今も幸せだよ。

私も、何度も何度も



海「…!」

この後の1行で海斗の目から涙が溢れた



海斗くんのこと、好きだ、と思いました。

素敵なアイドルになって下さい。

海斗くん達と過ごした時間はすごく楽しかった。

絶対に忘れません。

ずっとずっと応援しています。





ありがとう。

さようなら。

(人2)(人1)より



海「…っ…」

読み終わってから涙が止まらない海斗

阿「宮近…このまんまで良い、とか思ってないよな?」

静かに聞く顕嵐

海「…当たり前だろ…っ…」

サ「(人1)空港にいるよ。今行けば間に合うから。」

海「…ありがと…っ…」

頷いて立ち上がる

ダッシュで喫茶店を出ていく

阿「かっけーな、宮近…苦笑」

サ「うん…ねぇ、顕嵐くん。」

顕嵐に向き直るサヤ

顕「何?」

サ「私…(人1)のこと見てて、人の幸せ考えられるのすごいな、って本気で尊敬したの。」

阿「…?…うん…」

なんだか嫌な予感を感じる顕嵐

この後のサヤの言葉が分かったのだろうか

サ「だから…だから…っ…」

少し涙声になる

サ「…もう…会えなi…」

阿「嫌だよ。」

遮る

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設定タグ:ジャニーズJr. , 宮近海斗 , 阿部顕嵐   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆゅ太。 | 作成日時:2015年10月7日 23時

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