☆36☆ ページ36
海「…どうしても忘れらんない…未練たらたらだよな…苦笑」
阿「そんなことはないけどさ…」
海「…顕嵐はどうなの?サヤちゃんとは。」
阿「…んま、お陰様で続いてるけど…」
海「良かったじゃん…おめでと。(ニコッ」
明らかに笑えてない
阿「…ありがと…LINE、返事ないの?」
海「既読すらつかないよ…苦笑」
阿「…そっか…電話はあれだし…メールは?」
海「LINEしか知んない」
阿「…住所は?手紙とか書いてみたら。」
海「それやったらもうストーカーだろ…苦笑」
阿「だよな…苦笑」
海「こっぴどくフられたのにまだ好きとか…苦笑 ほんっとばかみてぇ…苦笑」
阿「そんだけ…本気だった、ってことだろ?」
海「…え?」
阿「本気で好きじゃなかったらこんな風に痩せたり笑わなくなったりしないじゃん。こんなになるまで人を好きになれた宮近、すげぇと思うよ。」
海「顕嵐…(ニコッ」
今度は先ほどよりちょっと明るい笑顔
海「ありがとな…(ニコッ そのうち思い出になるよな?」
阿「宮近次第だろ?笑」
海「ひでぇな…笑 …落ち着いたら話聞いてくれる?」
阿「良いよ。当たり前じゃん。(ニコッ」
海「…うん。(ニコッ」
〜♪〜♪〜♪
阿「俺だ」
電話に出る
阿「もしもーし」
サ「もしもし?顕嵐くん?」
阿「うん、どうしたの?」
サ「ごめんね、今どこ?」
阿「レッスン場だけど…」
サ「宮近くんもいる?」
阿「え?…う、うん…」
少し焦った様子のサヤに戸惑う
サ「あのね、(人1)から宮近くんに渡してほしい、って頼まれてる物があって…」
阿「あ、じゃあ俺に預からせてもらえれば明日にでも宮近に…」
サ「今日じゃなきゃダメなの!」
阿「…どういうこと?」
サ「(人1)…今日アメリカ行くの…」
阿「はっ!?」
驚いて海斗を見る
海「?」
阿「な、なんで?」
サ「耳の手術。半年は帰ってこられないから…だから…」
阿「…分かった。俺も行く。」
サ「えっ?どうして?」
阿「宮近だけ行かせて周りにサヤちゃんと宮近が、って誤解されたら(人1)ちゃんに悪いだろ?…それに…」
サ「それに?」
阿「嫌だし。サヤちゃんが他の男と噂になったり撮られたりすんの…///」
サ「…あ、顕嵐くん…///」
阿「じ、じゃあ、えっと…ここの住所教えるから。つか、今どこにいんの?」
それから住所などを教えて電話を切った
海「…俺?」
阿「へっ?」
急に話しかけられて変な声が出る
海「なんか俺の話してなかった?笑」
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作者名:ゆゅ太。 | 作成日時:2015年10月7日 23時