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☆32☆ ページ32

海「…最低なんかじゃないよ…」

サ「(フルフル」

首を横に振る

サ「だから、手話使ってるのはせめてもの罪滅ぼし…それで許されるとは思ってないけど、こんな私のこと「親友だよ」って慕ってくれる(人1)にはそのぐらいしたいな、って思って…」

海「サヤちゃん…」

サ「宮近くん、お願い。(人1)の笑顔壊さないで…(人1)の幸せ奪わないで下さい…お願いします…(ペコッ」

必死に頭を下げる

海「サヤちゃん、やめて?顔上げて?」

サ「…」

ゆっくりと頭を上げて海斗を見る

海「何があっても俺は(人1)ちゃんと離れる気はないから。絶対絶対大丈夫。ね?信じて?」

サ「…うん…ありがとう…(ニコッ」

力なく微笑む

そのまま2人は別れた

〜(人2)家〜

家に着く



グイッ



部屋へ行こうとした(人1)の腕を母親が掴んで止める

(人1)「っ?」

(人1) 母《座って?》

(人1) 母「お父さんも。さっきの話。」

(人1) 父「あぁ」

(人1)「…?」

親子向かい合って座る

(人1)“何?”

(人1) 母「これ…」

母親が机の上に差し出したのは1冊の雑誌

どうやら週刊誌のようだ

(人1)(え?)

渋々付箋が付いているページを開いてみる

(人1)「…!?」

そこには

(人1) 父「それ…お前だよな?」

いつ撮られたのか(人1)と海斗の写真

モザイクはかかっているものの誰か分かるような写真だった

(人1)「…(コクッ」

大人しく頷く

(人1) 母《説明してちょうだい?宮近くんは一般人じゃないの?》

(人1)“…芸能人。”

(人1) 母・(人1) 父「「…!」」

(人1)“彼は…ジャニーズなの…まだJr.だからそんなに有名じゃないかもしれないけど…ファンの間じゃ結構知られてて、期待されてると思う。”

(人1) 母《…付き合ってるの?》

(人1)“まだ付き合ってない”

(人1) 父「「まだ」?」

ちなみに(人1)の父親は(人1)が耳が聞こえないことを受け止めてきれていないのか、手話を覚えようとはしなかった

そのため、隣で母親が通訳をする形をとっている

(人1)“告白は…された。私も…好きなの。”

(人1) 母《…そうだったの…》

(人1) 父「…もう…会うのはやめなさい。」

(人1)「!?」

(人1) 母「ちょっと…お父さん!」

(人1) 父「一般人でしかも付き合っていくことが大変なことが目に見えてるお前と、テレビに出て人気者なアイドルが釣り合う訳がないだろう。」

(人1)「…」

(人1) 母「お父さんちょっと言い過ぎです。」

(人1) 父「それだけじゃない。」

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設定タグ:ジャニーズJr. , 宮近海斗 , 阿部顕嵐   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆゅ太。 | 作成日時:2015年10月7日 23時

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