☆4☆ ページ4
いや、顕嵐以外にもカッコ良いヤツはいるよ?
でも顕嵐はなんだろうな
「華がある」っつーの?
ただカッコ良いだけじゃないんだよね。
まぁ、これ以上言うとちょっとキモいからこれぐらいにしとくね
先「それじゃあ、再開するよー!」
Jr.『はーい!』
また先生の一言で定位置に着くJr.達
〜♪〜♪〜♪
音楽が流れてリズムをとって踊って
帰りの時間
レッスンは時間が過ぎるのが早く感じる
阿「宮近ー」
海「んー?」
阿「ちょっと付き合ってくんない?」
海「どこに?」
阿「どこに、っつーかセリフの練習なんだけどw」
海「あぁ、良いよw」
まさか電車の中でセリフ読みする訳にはいかないし、家が近い訳でもないしってことでここで練習することになる。
海「…すき…」
俺が言ってるんじゃないからね?
これは本当は女優さんが言う言葉
恥ずかしくない、と言ったら嘘になるけど…
真剣にやるだけ顕嵐の力になれるんならやろうかな、って。
海「…やき…」
阿「え?」
海「すき焼き…食べたいな、って…」
さすがにキスシーンとかは再現できないし
しても色々あれだし
ときどき忘れ物して戻ってくるヤツもいて、そのときに丁度そこ見られたら大変だから
そこは阿吽の呼吸で流す、っていう暗黙の了解にしてある。
そんなこんなで練習も終わり
阿「よし、ありがとな。帰ろっか。」
海「おぅ」
一緒に帰ることに。
海「あ、顕嵐」
阿「何?」
海「次の公演一緒に行こうぜ。」
阿「お、オッケ〜」
ドンッ
そこで誰かと肩がぶつかってしまう
海「あ、すみません!」
ぶつかった弾みで振り返って謝る
?「!(ペコッ」
驚いて声が出なかったのかただ頭を下げる女の子
黒髪の大人しそうな「可愛い」の中に「綺麗」が隠れてる感じの顔立ちの子だったな。
そのまま去っていってしまう
一応俺も軽く変装はしてるから気づかれなかったか、そもそも俺のこと知らないんだろう
阿「どうした?」
ほんの少し離れたところから顕嵐が言う
海「ううん、ぶつかっただけ」
阿「大丈夫?」
海「うん、平気平気」
これが運命の出会いだなんて
このときの俺は知らなかったんだ。
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作者名:ゆゅ太。 | 作成日時:2015年10月7日 23時