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☆15☆ ページ15

そのまま少し歩く

阿「サヤちゃんってさ、あのお友達とどのぐらいの付き合いなの?」

サ「友達?(人1)のこと?」

阿「(人1)ちゃん、っていうんだ。身長が低めの黒髪の子」

サ「あ、じゃあそうだ。…うーん…かなり長いけど…ずっとかなw」

阿「そんな長いんだw」

サ「うんw…顕嵐くんは…」

名前呼びも慣れたもの

阿「ん?」

サ「…宮近くんとどうやって友達になったの?」

阿「宮近ー?まぁ事務所が同じだし、年も近いし普通に最初から話してたかなー。」

サ「どんな人?」

阿「結構真面目かな。案外気遣い屋だし。」

サ「…そうなんだ…」

阿「…サヤちゃんなんかあった?」

サ「へ…なんで?」

阿「なんか暗いし。そんぐらい分かるよ」

包み込むような顕嵐の声

サ「…うん…(人1)がね、宮近くんのことで悩んでるみたいで。」

阿「は、あいつ(人1)ちゃんに何かしたの?」

サ「ううん!そうじゃなくて…」

阿「…俺で良かったら話してくれない?」

サ「え?」

阿「多分ちょっと言いにくいことだよね?」

サ「…顕嵐くん…相談しても良いかな?」

決心したように顕嵐を見て言う

阿「もちろん。良いよ。」

このときの顕嵐は…









サヤからはすごく大人に見えた

2人で近くの飲食店に入る

席に着いてとりあえず飲み物を頼み、話し始める

サ「…あのね…単刀直入に言うんだけど、(人1)…









耳が聞こえないの。」

阿「…そうなの?」

少し混乱したような顕嵐

サ「うん…それは生まれつきでね、そのことで小学生のときとかに同じクラスの男子にからかわれたり、同級生の親に白い目で見られたりしてたの。その度に私がかばって…苦笑」

阿「そっか…それで?」

サ「だから(人1)耳が聞こえないのが理由かどうかは分からないけど、まともに恋愛とかしたことなくて。ってか、男の子にあんまり興味持ったことなかったの。視界に入れないようにしてたのかもしれないけど…」

阿「…そうなんだ…耳が聞こえないようには見えなかったけど…」

サ「そうなの。私もそう思う。(人1)、宮近くんが初めて、って言ってもおかしくないぐらい異性と関わり持ってない。」

阿「…宮近のことで悩んでる、っていうのは?」

サ「…「会いたい」って言われたらしくて、LINEで。」

阿「えっ?」

サ「もちろん、宮近くんは(人1)の耳のこと知らないから宮近くんは全然悪くない。何も。」

阿「…(人1)ちゃん、耳を気にして会えてない、とか…?」

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設定タグ:ジャニーズJr. , 宮近海斗 , 阿部顕嵐   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆゅ太。 | 作成日時:2015年10月7日 23時

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