放送室のカンナギさん其の五【地縛少年花子くん】

☕︎🫖☕︎ ページ5

寧々side





寧「う…」






寧「良い匂いがする…」





寧「お菓子…？」







目の前に机に置かれたお菓子やティーポットが目に入る








ﾊﾟﾁｬ





足元に水！ってことはここは…







寧「まさか境界…？」





？「目が覚めた？」





？「乱暴はしないように言っておいたんだけど、あの二人 話を聞かないから」





寧「あっ、あなたは！」






寧「あの時の！」





図書館で本を拾ってくれた人だ！





そして…







寧「花子くんの彼女！」ｶﾞﾀｰｯ




勢いよく立ち上がる





？「……？」






？「…違「ええーーーーッッ！サクラとあまね付き合ってたの⁉︎マジで⁉︎」




夏「嘘ですよね⁉︎嘘ですよね⁉︎」






司「チューした？ねぇチュー」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ



サクラ…？さんを花子くん似の男の子が揺さぶってる




夏「嘘だと言って！」




一人絶望してるけど…






夏「イヤァァァ！信じたくない！」






？「だから違…「あのね、チューってレモンの味するって」





あの子は確か、花子くんの…







この人達







ｺﾞｸﾘ








？「付き合ってない」





夏＆司「「ハイ、ごめんなさい」」






一体何者…⁉︎





そして案外仲良し！








？「改めて初めまして八尋寧々さん」





？「挨拶が遅れてごめんなさいね」






？「私は七峰桜、高等部の三年生」






桜「そしてあなたと同じ、願いの対価に怪異と縁を結んだ人間よ」






寧「私と同じ…？」






桜「私が縁を結んだ相手はこの子」







桜「ちょっと子供っぽいけど、意外と頼りになるのよ」





？「あ？」







寧「夏彦先輩は…」






桜「ああ…」






桜「あれは空気みたいなものよ(？)」





寧「そ、そうなんですか」






桜「あなたとはずっとお話ししてみたかったの」






桜「だって、私達同じ立場同士な訳でしょう」






桜「きっと仲良くなれるわ」




桜「ね」







この人…





よく見たらすっごく美人…お人形みたい








ﾊｯ！








落ち着くのよ寧々！美人だからって気を許しちゃダメ！






考えなきゃ






怪異と縁を結んだ






私と同じっていうのが本当だとしても








この人達、どうしてこんな所にいるの？





私が水を被ると魚になっちゃうってことも何故か知ってるみたいだし…





絶対怪しい！






私っ、騙されないんだからね！

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