放送室のカンナギさん其の五【地縛少年花子くん】

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寧々side



葵の秘密を探るべく私達は一時的に共同作戦を張ることにしたのです！





茜「いい？コッソリ見張ってアオちゃんの悩みを突き止めるんだ」




四人「「「「はーい」」」」






1掃除当番





ﾓﾌﾞ「掃除してる」



ﾓﾌﾞ「可愛い…」




ﾓﾌﾞ「家庭的…」






のついでに告白される




ﾓﾌﾞ「オレは君のモップになりたい」






ｶｷｰﾝ






2園芸部にて草木の世話




ﾓﾌﾞ「育ててる」



ﾓﾌﾞ「可愛い…」



ﾓﾌﾞ「女性らしい…」






のついでに告白される




ﾓﾌﾞ「君の植木になりたい」




ｶｷｰﾝ





3移動




ﾓﾌﾞ「歩いてる」



ﾓﾌﾞ「可愛い…」



ﾓﾌﾞ「百合の花のようだ…」






のついでに告白される





ﾓﾌﾞ「俺とバージンロードを歩こう」





茜「それは父親の役だよ」




ﾀﾞﾝｯ





…




寧「わかってたことだけど」





寧「なんて容赦のないモテ方なの…これが真のモテ女！」





光「おっオレは八尋先輩の方が…」



叶奈「少年もしかして「あれ？」






寧「ホールに入っていっちゃった」







寧「ここって確か演劇部とあ管弦楽部とかが発表の時に使う場所よ…」




叶奈「たしかアオイちゃんは園芸部なんでしょ？こんなとこになんの用なんだろ」






茜「きっと告白だよ…こ、こん、こんな人気のない所に呼び出しやがって…」




光「落ち着いてください赤根先輩…」




茜「落ち着いてられるか後輩！」




茜「こういうことは昔からよくあったんだ…」





アオちゃんは可愛いし優しいからひとけのないところに呼び出しされて…ガラの悪いやつに無理に付き合えって脅されてて






その度にたまたま()居合わせた僕がアオちゃんを守ってきたわけだけど




光(怖ぇ…)



寧(怖い)




花「つえーね」




叶奈「殺っちゃってるねー」





茜「とにかく」





茜「僕はアオちゃんを守るって決めてるんだ」






茜「たとえ振り向いてもらえなくてもね」





寧「茜くん…」





かなりぶっ飛んでるところはあるけど葵のこと大好きな気持ちは本当なのよね…





でも…



寧「…ねぇ花子くん、叶奈ちゃん、ずっと葵のこと見張ってたけど怪しいところなんてなかったよね？やっぱり七不思議は違う人なんじゃ…」ｺｿ




花「んー？」





花「そーだねぇ」





花「フツーにしてたんじゃなかなか尻尾は出してくんないみたいどから、そろそろこっちから仕掛けてみようか」

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