📸 ページ38
NO side in女子トイレ
花「どうかした、白杖代」
…
花「!」
…
司「七不思議は、人と怪異の関係を正しく保つの言うけれど」
司「そんなものは必要ない」
司「人も怪異も望むように在ればいいのさ」
司「それで壊れちゃうような世界なら」
司「壊れた方がいいんだって」
司「そう思わない?」
ズ…
ズ…
光「三葉…?」
司「クスクスクス」
司「ミツバの願いは少し曖昧だったんだー」
目に光を宿らせずに少年は言う
司「“此岸に残ってなにをしたいのかわからない”“でもこのまま終わりたくない”“みんなの記憶に残りたい”“あの人にもう一度会いたい”」
司「…願いが曖昧だと中途半端な怪異にしかしてあげれない」
司「でも」
司「今は違う」
司「君とカナギのおかげだよ」
光「オレと叶義の…?」
司「そう」
司「君はミツバの本当の願いを引き出してくれた」
司「願いが…未練が強ければ強いほど怪異はより確かで強力な存在になれる」
司「ミツバの願いはこう」
トモダチがほしい
トモダチと一緒にいたい
これから先もずっと
バチッ
光「な…なにいってんだテメェ!」
光「ゴチャゴチャ言ってねぇで三葉と叶義をもとに戻しやがれ!」
光「それに、三葉の未練は写真を撮ることじゃ…」
司「ふーん」
司「そーなのミツバ?」
司「でもさぁ、多くの人の記憶に残ればそれだけ長くここにいられるよ?カナギみたいにネ」
司「あ、そーだ」
司「あの子も君と同じになれば、ずっと一緒にいられるんじゃない?」
光「は…?」
ピク
ミツバが少し動く
司「大丈夫、何を望んでも、そのために何を傷つけたとしても、俺が全部許してあげる」
司「君の願いの代償は「理性」」
司「邪魔なものはもう何もない」
司「さあ、世界の仕組みに抗って」
司「足掻いてみせてよ」
司「ミツバ」
光「三葉…っ」
希望をかけて少年は呼びかける___
が
そんな思いも虚しく、“ソレ”は少年達に襲いかかった
『ぅぁッ…』
光「わっ⁉︎」
光「三葉…止せ」
光「おいって…!」
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るかりこ - 思わず一気読みしちゃいました(笑)すっごく面白いです!!これからも頑張ってください!めちゃくちゃ応援してます!あと、イベント参加ありがとうございます!おかげで素敵な作品に出会うことができました! (2022年4月4日 22時) (レス) id: d5d1a12806 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまさん - 最新ありがとうございます!17巻今日買ってもらいました!寧々ちゃんの好きなところ全部とか、、花子くん可愛すぎるっ、、、!(ネタバレ申し訳ございません) (2022年3月13日 16時) (レス) id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
依代 - しらたまさんさん» しらたまさんありがとうございます!天才はこの作品を見てくれる皆様です!応援ありがとうございます!頑張ります! (2022年3月9日 18時) (レス) id: c3e6157b22 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまさん - こちらの小説もとっても面白いです!作者さんは天才ですか???体調に気をつけて頑張ってください! (2022年3月9日 16時) (レス) id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
依代 - 夜々さん» 夜々さん返事が遅れてすいません!そしてありがとうございます! (2022年3月4日 18時) (レス) id: c3e6157b22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:依代 | 作成日時:2022年1月29日 11時