放送室のカンナギさん其の四【地縛少年花子くん】

○⇨●＝× ページ28

NO side






？「まァね〜」






？「だって折角久々にあまねとあうからさァ」





桜「わざわざお兄さんとお揃いにしたの？」









司「うん♡」








司「俺に会えて嬉しそーだった！」





桜「そう」





司「でもまだ上手く動けないや、追い返されちった」





司「あとねー、Aもいたしー、あ！魚がいた！」







司「魚、喋る魚って中身どーなってんのかな？」




司「気になんない？俺超気になる」





司「ネーどう？ねーねー気になるよね？ねーねーねーねー」





夏「はなれろ」






夏「早いとこ噂流しちまいましょうよ…」





司「アハハ」





桜「ハイハイ」






司「それじゃあサクラ」









司「今日はどんな噂にする？」






桜「そうね＿＿＿」










…









ちゃぷ







《見つけましたぞ》







《先日屋上にいた怪異！》





《七不思議めはこやつを警戒してるようであった…上手く味方につけられれば彼奴らとも渡り合えるやもしれぬ！》






《全てはおひいさまのために！》







《…しかし…》






《なぜ七不思議めと同じ顔を》






《なぜ零番はあんなにも…》






《…いや、今は良い…それに何をしておるのだ？噂を流すとか言ったか…》








《(昨今此岸の怪異達の噂が乱れていると主様から聞いておったが、もしやそれはこやつらが＿＿＿)》






夏「オイ」





《〈ギャーーーーッ〉》





夏「なんだお前」




夏彦が魚(？)をつまむ






《ははは放せ、我は高貴なる水の民であるぞ！》





夏「喋ってるし…お嬢、なんか見られてたんですけど、魚っぽいのに」






司「魚」




ｶﾀ





桜「いいわ別に、話してあげて」





夏「仰せのままに〜」





夏「あ？」





ｽｲｯ





魚(？)は司の手の上に





《ややややめよ乱暴に扱うでない！》







司「あはー喋ってるやァ」












ﾌｯ






魚を机の上に置く






司「…喋る魚って」











司「中身どーなってんのかな？」









桜「…殺しちゃダメよ」






司「ヘーキヘーキ」





ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ







ｸﾙｯ






シャーペンを回す







司「ちょっと見るだけ」







シャーペンを持ち上げ







そのまま机の上にある“それ”に向かって…













…







桜「はぁ〜〜…」








桜「ダメって言ってるのに…」







少女は血塗られた机とシャーペンをみて、そう呟いた

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