放送室のカンナギさん其の四【地縛少年花子くん】

○⇨●？ ページ25

寧々side




土「面倒くせェ〜…」





土「七番サマと源、それに叶義には？」





寧「源くんと花子くんには言ってません、源くんはせっかく一緒に作ったドーナツ無駄にして気まずいし」





寧「花子くんは…」










寧「最近会えてない…」







土「…そうかい、で？叶義は？」






寧「Aくんは魚に攫われました」←





土「おい待てそっちの方が大事だろ」←





寧「私が魚になればAくんに会える…？」←





土「待て！早まるな！」←







土「アイツならきっと大丈夫だ！だからその醤油みたいの飲もうとするのやめろ！」←








…










おちついた







寧「先生っ、花子くん達とは昔からの知り合いなんですよね」






土「……」





寧「花子くん達には昔 何があったんですか？」





土「…本人達から聞きな、少なくとも七番サマや叶義もまだお前さんにそれを知られたくないと思ってる」





土「だから言わねェんだろう」






寧「…どうして教えてくれないんだろ、やっぱり…私信用されてないのかな…」





土「知られたら都合でも悪いんだろ、お前は七番サマに甘ぇからなぁ〜〜〜」




ﾑｶｯ








土「それか」










土「知られるのが怖かったり、危険なところに巻き込みたくないのかもな」










土「なんにせよ、お前の好きに決めりゃアいいさ」









土「ただ、後悔だけはないようにな」








…













NO side





ぱたぱたぱた





カンナギが去った後教師はカーテンを捲る







土「…んでどうするんですか？












　 七番サマ」











花「……」











…







《ではおひいさま！先日のお返事を聞かせてくださいませ！》








寧「ごめんなさい！やっぱり花子くんと縁を切るなんて無理！そしてAくんを返して！」





《なッ、なんと！》






寧「いくら待遇が良くても、こんな途中で乗り換えるなんてできないよ」






寧「確かに花子くんは私の事利用してるだけかもしれない、なんとも思ってないのかも」








寧「でも…少なくともAくんはそうじゃないって否定してくれたし、私も、そんなことないって信じたいの」






《お おひいさまもっと良くお考えになってください！そうだお前達例の写しを！》




〈ハイッ、只今！〉





寧「う 写しって昨日言ってたイケメン人魚の写真？」

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