放送室のカンナギさん其の四【地縛少年花子くん】

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NO side




輝「で、なんで急にドーナツだったの？」






光「さ、さあな〜」




光(花子にやるとか言えねー)






輝「光ってあの子好きなの？」





光「なっちち違…」





『僕の存在…』





『…！』













…









たたた






ぴょこぴょん






？「あら」






？「ちゃんとできた？」







まるっ







？「…そう、いい子ね」







？「…そちらの子は？」





『……なにしてんのさ』





？「……」






？「さぁ、でも早く行ったほうがいいんじゃない？あの子言動ってもの知らないもの」





『何言って…』





？「屋上」





『⁉︎』





？「急いで」








…











花「えっ、ドーナツくれんの⁉︎俺に⁉︎マジでえ⁉︎」





花「やったーーーー！」ｷｬｰｰｰ






寧「そんなに嬉しい？ほんとにドーナツ好きなのね」






花「うんスキー、それに…」








花「今日はヤシロもフツーだしネ」





寧「普通？」





花「最近なんかヘンだったでしょ」





寧「あ…それは…」





寧「……」







寧「花子くん達は幽霊でもう死んじゃってて…他にも色々普通の人とは違ってる、そういうの…今更だけど私なりにちゃんと考えてみて…それで思ったの」






寧「花子くん達って…」






花「」ﾋﾟｸｯ







寧「正直ちょっと面倒くさいなって」






ｻﾞｸﾞｯ





花「ごふぅ」






花「否定はしないケド…」







寧「でもね、いいんだ私がどうしたいかで決めるから」










寧「どんなに面倒くさくっても私…花子くんが好き！だからこれからも一緒にいる！」












寧「もちろん友達としてよ、花子くん全然タイプじゃない」





花「あ、ハイ」






寧「変な態度取ってごめんね、お詫びにって訳じゃないけど、一緒に食べよ！」







花「ホントにいーの？」




寧「何が？」





花「だって俺…本当は…ヤシロのこと」







ｶﾞｻｶﾞｻｶﾞｻｯ




ﾊﾞｯ





寧「きゃ」








ﾋﾞｭｵｵｵｵｵｵ






花＆寧「「！」」







寧「黒い…鶴？」






ﾋｭｯ







ﾊﾞﾝｯ





『危ない！“逃げろ”！』





花「ッ！」





ｺﾞｵｯ






花「…なんの怪異か知らないけど」





花「大事な話してたんだから」










ｽﾞ…







花「邪魔しないでよ…ねっ！」






ﾊﾟｻｯ






『何してるんだよ！早く逃げろって！』






寧「なんだったの？」

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