放送室のカンナギさん其の三【地縛少年花子くん】

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貴方side



『……』_φ(･_･ｶｷｶｷ




土「ンで、ここがこうなるからこの公式を当てはめて…」



『じゃあここの数式はどこに行くの？』




土「遠く彼方へ(空を見ながら)」←



『ふざけんなﾀﾋね』←



土「お前がﾀﾋね」←



『はぁ…放課後いきなり呼び出して勉強とか…』




土「全教科赤点取ってるやつが何言ってんだよバカ」




『お前がバカ』




土「うるせぇバカはテメーだ頭お花畑」



『誰が頭お花畑だよ』




土「あァ？お前しかいねぇよ叶奈」




『……叶奈？』





何で…先生が名前知って…




『ねぇせんせ「言い間違えただけだ、手を止めてんじゃねェバカ」お前マジでシバクヨ？』





土「……叶奈か…」ﾎﾞｿｯ






『…お前叶奈の事知ってんだろ』ﾀﾞﾝｯ




思いっきり立ち上がる














土籠side





ﾀﾞﾝｯ




叶義が急に立ち上がって来た




真っ直ぐな目




腰あたりまである黒い髪




強い口調にこのアホさと馬鹿さ←





余りにも奴と似すぎていてつい呼び間違えてしまった





土「誰の事だ？そりゃ、俺ァそんな“女”知らねェよ」





『じゃあ何で“女”だって知ってんだよ』




…しくじった




土「……」





『ｯ……、もういい。』





『せんせ、サヨナラ』





ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ





叶義は教室を出ていった




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