放送室のカンナギさん【地縛少年花子くん】

☆ ページ43

寧々side



【ミサキはあたしが大好きです。はさみはほこらにだいじにいれておいてあげます。】




【先生から一言 良かったですね 岬】





これは…




寧「この子先生が好きなのね！わかるなぁ〜私も幼稚園の頃は先生が好きで…」




『ね、寧々…？』




ﾊｯ！




じゃなくて‼︎




ﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ





【今日はミサキが来ませんでした。仕方がないので人形を作りながら往来を一日眺めてました】





あれ？いつものコメントがない…






【今日もミサキが来ませんでした】






【今日もミサキが来ませんでした】




【今日も】




【今日も】




【今日も】





【今日も】







【今日、こんな噂を聞きました】








【このあいだこのきざはしで事故があり、教師がひとりここから落ちて死んだようです】





【死ぬってどういうことかしら。次 ミサキに会ったら聞いてみよう】





つ、続きは…





ﾍﾟﾗｯ



白紙




ﾍﾟﾗｯ



白紙




白紙白紙…まだ…








【ミサキはもう、ここには来ないのかもしれない】









　【仕方がないからミサキを作ることにしました】






寧「な…っ」




『わぁ』



？「何もしてるの？」






寧「こ…これを書いたのはあなたね」





？「そうよ」




寧「“ミサキ”はあなたじゃない」





？「集めたいのはミサキの体ですもの、名前を借りて話した方が早いでしょ？」





寧「あなたはっ…ミサキさんを作るために葵やみんなにあんな酷いことを…‼︎」





？「えぇ」





寧「きゃ…」





人形達が私を囲む





寧「あ…」




『ちょ、離しｯ』



足が動かない…！





寧「あ…あなたミサキさんが好きだったんでしょ？こんなことしたって…ミサキさんが喜ぶわけ「やあねぇ」」





？「わかってるわよそんなこと」






ﾄﾞｶｯ





お腹を蹴られる






『寧々ｯ！』






ﾄﾞｻｯ




『離して！腕取ったの謝るから！』






飛ばされて木にぶつかる




ｶｯ





？「ミサキは生徒を大切にしていたもの、こんなことしたってばれたら怒られちゃうわね」





？「でも、それでいいのよ」






？「あたしはもう一度ミサキに怒られたい…」






？「そのためならなんだってするわ」






ハサミを持って私の方に来る





寧「いや…た…助けて花子くん‼︎」





ﾌｯ





ﾋﾞｭ





ﾊﾞｼｭ





女の人がハサミを落とす






寧「…？」





『はくじょ…』

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