放送室のカンナギさん【地縛少年花子くん】

◇ ページ4

貴方side


女子トイレに着く少し前




流石に死んで幽霊になってたとしても女子トイレにアイツらは居ないはず(フラグ)






居ないよね？(フラグ)





流石にアイツらそんな変態じゃないよ⁉︎






『居ませんように…』ﾎﾞｿｯ





寧「？どうしたの？」






『ﾅﾆﾓﾅﾆﾃﾞｽﾖｰ』






呼び出す時




『じゃあ行くよ？』



寧「うん…」



ｺﾝｺﾝｺﾝ




『せーの』




寧『「花子さん、花子さん、いらっしゃいますか」』





ｷﾞｨ





？「はぁーい」





寧「ひっ」





『…この声…』





『…』




僕は声のした扉を開ける




ﾊﾞﾝｯ






『居ない…』




寧「なんだ…やっぱり気のせ「こっちだよ」ひっ」






『いやどっちだよ』





そう、声がしたのに姿はどこにも見当たらない





ﾎﾟﾝｯ




不意に肩に重みを感じる







『ヤシロさんやめ…』






ヤシロさんは目の前にいる…







じゃあこの手は誰のだ？








『………こっちだったか』






？「君は随分と冷静だね」






耳元で声がする





『囁くなよ怖いわ』






？「…カナギ？」





『そうですけど…』




一見冷静そうに見える僕だが脳内では相当焦ってる！






　脳内




『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！』





『絶対アイツ！絶対アイツ！詰んだァァァァァァァァァァァアァァぁぁ！』








リアル



『なんですか、早く退いてください』





？「あれー？カナギってこんな冷静だっけ？」





『お前に僕の何がわかるんだよ』






？「だってカナギは俺の彼じy『あーーー！あーーーー！』…やっぱりカナギジャン」







『違う！いや、カナギなのは合ってるけど、お前の知ってるカナギじゃない！』





寧「えーと…貴方誰？」





？「俺？俺は怪異さ、学園七不思議が七番目、「トイレの花子さん」…初めまして」





寧「貴方が花子さん⁉︎そんなの嘘！おかっぱは？赤いスカートは？しかも男の子だし…」





花「そーゆーの、最近流行らないんだよねー、あ、花子くんって呼んでもいーよ？」





寧『「怪異に流行りがあるの⁉︎」』





花「おー！息ピッタリ！」





『うるさい！』






花「確かに俺は男だよ、でも、性別以外は君らが聞いた噂通り、何か一つを代償に、呼び出した者の願いを叶える」




花「君らにもあるんだろ？聞かせてよ、願い事」





寧「本当に…ただの変態幽霊じゃないのね？」

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