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合同任務終わり、体を伸ばして歩いていると、自動販売機の前のスペースに座る見覚えのある姿を見つける。
星導君だ。休憩中かな
「星導君、お疲れ様」
「ん？おや、イッテツ。お疲れ様です〜」
「休憩中？」
「はい、走り回って疲れたのでちょっと座ってました。イッテツも隣どうぞ」
「あ、どうも」
星導くんの隣に座ると、思い出したような反応をした後、ニヤリと笑った。
どうしたんだろう。僕、何かしたっけ。
「そうだ。この間、見ましたよ」
「何を？」
「イッテツがAとデートしてるところです♪」
「デッ！？！？」
「デートじゃないんですか〜？」
「デートじゃないよ、もう！揶揄わないでよ、びっくりしちゃった。…え？見てたの？」
「2人がカフェに入ってくの見かけて、おやこれは…と思ったんですが、残念です…」
「星導君…」
全く、揶揄ってるな！？
じっと見つめても、彼はケラケラ笑っている。
…楽しそ〜！！くっそ〜！！
「ふふ、すみません。つい」
「ついって…」
「では、お詫びに一つアドバイス…というか、情報を。Aのこと、好きなんですよね？」
「エッ、あっ…うん…その、うん…好き、だと思う」
「ふふ、そうですか」
「？」
「A、好きな人がいるみたいですよ」
「……エッ？」
「頑張ってね、イッテツ。それでは、俺はこの辺でお暇します」
「ちょっと待って。星導君！？…言い逃げされた」
心臓が、早鐘を打っている。
いや、彼女に好きな人がいても何ら不思議なことはないのだが。
突然のことすぎて、一人で考えていると混乱してきそうだ。
そう思った時、リト君とウェン君とマナ君がやってくる。
「リリト君っ！」
「うぉっ、どした？」
「草凪ちゃんに好きな人がいるって聞いて、混乱してて助けて欲しいっていうか。あの…あー、ダメだ。言いたいことまとまらない」
「へ？」
「あー…それ、誰から聞いたん？」
「？星導君からだけど」
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作者名：613 | 作成日時：2024年2月7日 7時
