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「今日なんか敵の数多くない！？」
「それ〜！キリなーい」
「ここ西と東の境やし…西の方にも敵が来とるらしい。踏ん張り時やで！」
「俺こっち行くから、テツとマナは反対側。ウェンは一緒に来れるな？」
「はーい」
今日はOriensの皆と任務…なんですが、あまりに敵が多くててんてこ舞いです。
強くはないけど、多すぎだろ！！倒し終わるのいつになることやら…。
そんなことを考えていると、無線が繋がる。…リト君達？
「こちらDytica。現着した」
「えっ、ロウ君！？」
「きっと西と東の境だから、要請が来たんや！これでちょっとは楽になるんちゃう？」
「そうだね」
あの4人が来てくれるなんて、心強いな。そう考えていると、4人の人影が見える。
手を振ると、振り返された。一息つく。
「イッテツ〜、無事か？」
「うん、なんとか。全然キリなくて困ってたとこ」
「ならちょうどよかったね。こっちも西に大勢来てたのを押し返せたと思ったら、境の方にいっぱいいるって情報が来て、要請されたんだ〜。リトとウェンは別行動？」
「そうそう」
そんな会話をしながら、敵の大勢いる方へと向かっていると、無線がまた繋がった。
今度はなんだ？何故だか、胸がざわついた。
「あー、もしもし。私、草凪」
「草凪ちゃん！？」
「よかった、ちゃんと繋がったわね」
「…何でお前から無線？」
「小柳？Dyticaも来てるの？境だから、おかしくもないけど…まぁ、ちょうどいいか」
「ちょうどいい…？」
「あんた達、今敵を倒してるところよね？座標送るからこっち来れる？」
「行けるけど…拠点じゃなくて、こっち来とるんか！？何してんねん！」
「なんでって、患者がいるから以外にある？」
「今敵が大量に来てるから、護身用の銃じゃ火力不足でしょ。危ないよ！」
「そうよ。怪我してる一般人が、拠点からそう離れてない位置にいたから、その人を治療したらすぐに戻る気だったんだけど、ちょうど私がいる場所の近くに敵が来てて、戻るに戻れないの。一人か二人でいいから、こっち来れない？」
「そりゃ行きますけど…貴方ってたまに大胆ですよね」
「患者がいて要請も来てるのに、じっとしてられるわけないでしょ」
当たり前みたいに返すAちゃんに苦笑していると、無線が切れる。
…彼女らしいけども。
「僕、草凪ちゃんのところ行ってくるよ！」
「了解。オレらも敵倒しつつ、そっち行くよ」
「俺は敵の数減らしてくるわ」
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作者名：613 | 作成日時：2024年2月7日 7時
