三百六十四話目 貴「一体どこに連れて行かれるんだろうか・・・」 ページ37
クロコダイルに担がれ、またまたバンチ(亀)に乗せられました。
その道中の廊下でロビンとすれ違ったけど、行ってらっしゃいと笑顔で見送られてしまった。
助けてよォォォォォ！！
貴「あの〜・・・クロコダイル様？」
ク「なんだ？」
貴「どこに向かってるのでしょうか？」
ク「船だ。正確には島だな」
貴「何しに？」
ク「行けばわかる」
貴「じゃぁ、いつになったら解放してくれるんだ？」
ク「さあな」
貴「今離せよ！」
バンチに乗ってからもクロコダイルに捕まったまま。
俵担ぎから膝の上になっただけである。
勘弁してください。
結局、本日二回目となる港に着くころには夕方。あと一時間弱で日が沈むだろう。
港でバンチと別れて船に向かう。というかまた担がれてるから嫌でも向かってしまうわけだが。
そのまま船にログイン。船室のドアが閉まった頃に船が動き始めるのを感じた。
貴「出港しちまった・・・」
ク「少し急がねぇと八時に間に合わねぇな」
貴「八時？」
ク「開始時間だ」
貴「なんの？」
ク「パーティだが？」
貴「あぁ、そう」
・・・・・ん？
貴「パーティ！？」
ク「あぁ」
貴「なんの！？」
ク「ちょっとしたレセプションパーティだ。だが主催者が変わり者でな。仮面をつけてのパーティらしい。最後はダンスもあるそうだ」
貴「で、今の説明のどこに俺がいかにゃならん理由が？」
ク「こういうパーティは夫人同伴で行くもんだ。普通は婚約相手やら嫁やらを連れて行くが、俺はいねェからな」
貴「なんで俺？そういう時のための秘書だろーが。ロビンの方が美人だろ！？」
ク「鏡見てから言え。サンデーに殴られるぞ」
貴「ブサイクすぎて？」
ク「もういい」
なんかものすごく呆れられた。
貴「まぁいいよ。で、俺は何してればいいんだ？」
ク「俺の横にいればいい」
貴「ヒマいです」
ク「手伝ってやっただろうが」
貴「捕まえるつもりだったのに沈めただろうが！」
ク「終わったことはいいじゃねェか」
貴「えぇ・・・」
そんな事より俺には問題がある。
言ったらバカにされそうだが、ここで言わなきゃ後で怒られそう。
貴「あのさ」
ク「どうした？」
貴「俺、フォークダンスしか踊れないんだけど」
ピキッとクロコダイルが固まった。
あ、やっぱり？
ク「お前・・・マジかよ」
貴「大マジだ」
ク「ワルツの意味は？」
貴「舞踏会の曲ってことぐらいは・・・」
ク「そのくらい分かってるようでよかったぜ」
三百六十五話目 貴「ダンスの時間ですよｗｗ」→←三百六十三話目 貴「ブラック企業だろ？ｗｗｗ」
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こんるり(プロフ) - アレンが出てきた瞬間、悪ノ召使のアレンとジェルメイヌを思い出しましたwww 今回はクロコダイルがイケメン過ぎますね////これからも応援しています！ (2019年3月20日 0時) (
レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
さー - 読み応えあるわ〜 (2019年1月6日 12時) (レス) id: 4c0e1966f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - と、友達になって下さい♭ (2017年8月30日 10時) (レス) id: 8709e9d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
アメジスト - ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙のこと？ (2017年5月22日 14時) (レス) id: d371ddf2fa (このIDを非表示/違反報告)
ルア - 初めマシテ。うん。ロー様を拝みたいでありますｗ(*'▽') (2015年9月7日 21時) (レス) id: f835947a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年8月30日 1時
