三百五十五話目 貴「え！？」 ページ28
ﾛﾋﾞ「うさぎさん？」
貴「そうそう、元々はごく普通のうさぎだったんだけど、悪魔の実を喰ってこうなった」
銀「ｺｸﾝ」
ﾛﾋﾞ「賢いのね」
貴「名前は銀ってんだ。俺の自慢の相棒ｗｗ」
銀は俺の肩からロビンの肩にヒョイと飛び移る。
ロビンはびっくりしていたが、すぐに嬉しそうに笑っていた。
動物好きと見た。
貴「銀、しばらくロビンと一緒にいてくれ」
銀「ｺｸﾝ」
貴「ロビンも少し下がっててくれ」
ﾛﾋﾞ「ええ、分かったわ」
ロビンが数歩下がったのを確認してから蒼龍を抜く。
そのまま両手で構えて振り上げる。
貴「・・・・どっせい！！」
甲板に振り下ろすと綺麗に割れた。
いぇ〜い、二分割ｗｗ
ﾛﾋﾞ「掛け声が滑稽ね」
貴「真顔でバカにされた！！」
って落ち込んでる場合じゃない。
この船沈むし。
貴「ロビン、銀をよろしく」
え〜っと、人を乗せるから・・・・・だーめんどくさい！不死鳥でいいや。
そう決めるとシュルリと変身。ロビンは目が真ん丸。
貴「乗って乗って」
ﾛﾋﾞ「え・・・」
貴「早く！」
ﾛﾋﾞ「乗るわよ」
ロビンが俺に乗って掴まったのを確認してから羽を広げて飛び上がる。
俺らが飛び立った少しあと、船はゆっくりと沈み始めた。
貴「落ちないようにね〜」
ﾛﾋﾞ「すごい・・・」
貴「楽しい？」
ﾛﾋﾞ「えぇ、とても楽しい」
背中の上で楽しそうに笑いながら言うロビンに俺も上機嫌。
こっちには飛行機とかないから、能力者でもいないと空を飛ぶって珍しいかもな。
ﾛﾋﾞ「ねぇAちゃん」
貴「え！？Aちゃん！？」
初めて名前で呼ばれました。ずっと頑なに海兵さんで呼ばれてたのに。
仲良くなったってことでいいのか？
ﾛﾋﾞ「あら、ちゃん付けはだめだったかしら？」
貴「全然ダメじゃないです！！」
ﾛﾋﾞ「ならよかった、後で私お願いを聞いてくれる？」
貴「今でもいいけど？」
ﾛﾋﾞ「あら、そう？なら今言わせてもらうわ」
なんだろ？
気になる。超気になる。
ﾛﾋﾞ「これからもお話ししましょ？」
貴「おおう？なんでそんなことを？」
ﾛﾋﾞ「もう会えなくなるのはつまらないじゃない」
貴「なんで会えなくなるの前提？俺はこれからもずっとロビンと仲良くしたいぞ」
ﾛﾋﾞ「・・・・・ありがとう」
その声が少し震えていたのと、背中に落ちた涙に少しスピードを落とした。
ロビンがもう一回笑うまでのんびり飛んで行こう。
彼女が泣くのはきっと珍しい事なんだから。
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レス) id: 7bb9678102 (このIDを非表示/違反報告)
さー - 読み応えあるわ〜 (2019年1月6日 12時) (レス) id: 4c0e1966f7 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - と、友達になって下さい♭ (2017年8月30日 10時) (レス) id: 8709e9d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作戦隊長
| 作成日時：2014年8月30日 1時
